病院の「食」が変わりつつある。入院患者の栄養状態を改善すると、回復が早まることがわかってきたためだ。この点に注目した新しいシステム「栄養サポートチーム」を作る病院が増えている。医師・看護師・栄養士などからなるチームが患者に最適な栄養を補給する。この取り組みにより、ある病院では、患者の平均在院日数が減り、院内感染も半分に減少した。「食」を見直すことで変わりつつある医療の現場を追う。