天皇、皇后両陛下は23日、東京都日の出町の障害者就労支援施設「日の出リハビリ」を訪れた。両陛下は毎年12月の障害者週間に合わせて障害者施設を訪れているが、昨年は天皇陛下の気管支肺炎の入院で延期、この時期の訪問となった。
日の出リハビリでは障害者らが白衣やユニホームのクリーニング作業をしたり人工観葉植物を作り販売したりしている。天皇陛下は「いつから仕事をしているの?」「(作業は)慣れてきましたか」などと声をかけ、皇后さまは人工観葉植物の葉を布でふいていた女性に「きれいになりましたね」と、やさしく話しかけた。
両陛下はその後、あきる野市の五日市郷土館も訪れ、明治時代に起草された「五日市憲法草案」などを熱心に見学した。
毎日新聞 2012年1月24日 0時05分(最終更新 1月24日 0時17分)