ゴルフ場運営会社で、一時、プロ野球球団を所有していたこともある「太平洋クラブ」が、利用者の減少が続いたことから経営に行き詰まり、23日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は、グループ全体で1270億円に上るということです。
民事再生法の適用を申請したのは、東京・港区に本社があるゴルフ場運営会社「太平洋クラブ」です。太平洋クラブは、昭和46年に創業し、静岡県御殿場市の「御殿場コース」などグループ全体で全国18か所のゴルフ場を抱えていますが、景気の低迷に伴って利用者の減少が続いたことから経営に行き詰まり、23日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。会社側によりますと、負債総額はグループ全体で1276億円に上るということです。「太平洋クラブ」は、昭和48年から51年までの4シーズンにわたってプロ野球球団の現在の西武ライオンズに当たる「太平洋クラブライオンズ」を所有したことでも知られています。太平洋クラブのゴルフ場は、大手のゴルフ場運営会社の「アコーディア・ゴルフ」の支援の下で、24日以降も営業は通常どおり続けるということです。