リームは第2番だけで良い…か? [現代音楽]
昼の2時半から延々、フルコンサートを3つ聴いて、10時半過ぎに終わり、今、運河の宿に戻ってきました。ああ疲れた。ロビーででっかいピザとビール頼んで、隣に座ってビール前にぐだ巻いてる同じイベントで来てるらしいドイツ語圏の連中の悪口に聞き耳たててます。
さても、よーくみるとリームの弦楽四重奏全曲大会、いよいよ始まりましたです。
初日は、さっきアマデオ・モディリアーニQ(うううん…連中については意見を求めないでおくれなもし)が弾いた14歳と16歳のときの習作、ヴォーチェQ(ヴァイオリンのひとりが眼鏡っ娘になった!滅茶苦茶キュートだぁ!)が弾いた最も若い作品のひとつ第2番と、完成したのは一昨年でほぼ最新作の第11番、それにちぢりん率いるティモスQが弾いた20世紀の終わりを告げるような第9番、というラインナップ。ま、今日一日でリームの弦楽四重奏創作の全容がほぼ見えてしまう、って便利な日でした。今回のツアーでは最もシンドイ日でもあったんだけどさ。頭ガンガンでんねん。
で、今、この瞬間、もの凄く疲労した前頭葉で思ってることを漏らせば、ごく当たり前の音楽ファンの皆様には、リームの弦楽四重奏曲は1ダースも必要ないですわ。ぶっちゃけ、第2番だけあれば良いんじゃないかしら。
もの凄いぼーげんだけど、明日からは、この瞬間にやくぺん先生が抱いているこんな無茶苦茶な本音を、クァルテット奏者の皆さんがよってたかってひっくり返してくれるかどうかです。なかなか楽しみですな。
なんて言いながら、第11番は来年の「ラボエク」の候補に挙げようと思ってるのもまた事実。個人的には大嫌いな音楽だったけど、あれはあれで良いという人はいるだろうし、マーラーのピアノ四重奏にも匹敵するアホな若書きなんかとは比べものにならない、作曲技術は立派この上ない巨匠芸ではありましたからね。だけど、ああなっちゃって良いのか…って気持ちは隠せんなぁ。まあ、ワルシャワでペンデレツキの新しいクァルテットの最初の音出しに潜り込ませてもらったときの衝撃には適わないけど。
明日はツェムリンスキーQが連中の必殺レパートリー、ツェムリンスキーの3番を披露してくれるぞ。んで、リームは何が聴けるんだっけか。
追記
ええ、考えてみたら、リームのクァルテットなんて言われてほいのほいの反応出来る方なんて、日本語文化圏では最も多く見積もっても数十人でしょう。で、まさかなんの因果か関心を持ってしまった方は、まずはYoutubeでRihm quartet なりRihm quartettなりと検索してご覧なさいな。曲が多いだけに、結構、出て来ます。やっぱり世間的には第3番がいちばんの名曲と見なされているのかな。何曲か、アップされてないのもあるのはしょーがないでしょーねぇ。
問題の第7番は、食事を作りながらでも眺めてご覧なさいな。あるのかな、そもそも。今回のパリのサイクルでは、なんと第7番はクロノスQなんですよねぇ。あの曲を、弓の圧力最低にして弾く彼らの様式でやれるんじゃろかね。想像がつきません。ちょっと、ってか、すごおおおおく心配です。大丈夫なんだろーか。なんでアルディッティがやらんのだ。新作の13番ってのが余程大変で時間がないのかしら。
さても、よーくみるとリームの弦楽四重奏全曲大会、いよいよ始まりましたです。
で、今、この瞬間、もの凄く疲労した前頭葉で思ってることを漏らせば、ごく当たり前の音楽ファンの皆様には、リームの弦楽四重奏曲は1ダースも必要ないですわ。ぶっちゃけ、第2番だけあれば良いんじゃないかしら。
もの凄いぼーげんだけど、明日からは、この瞬間にやくぺん先生が抱いているこんな無茶苦茶な本音を、クァルテット奏者の皆さんがよってたかってひっくり返してくれるかどうかです。なかなか楽しみですな。
なんて言いながら、第11番は来年の「ラボエク」の候補に挙げようと思ってるのもまた事実。個人的には大嫌いな音楽だったけど、あれはあれで良いという人はいるだろうし、マーラーのピアノ四重奏にも匹敵するアホな若書きなんかとは比べものにならない、作曲技術は立派この上ない巨匠芸ではありましたからね。だけど、ああなっちゃって良いのか…って気持ちは隠せんなぁ。まあ、ワルシャワでペンデレツキの新しいクァルテットの最初の音出しに潜り込ませてもらったときの衝撃には適わないけど。
明日はツェムリンスキーQが連中の必殺レパートリー、ツェムリンスキーの3番を披露してくれるぞ。んで、リームは何が聴けるんだっけか。
追記
ええ、考えてみたら、リームのクァルテットなんて言われてほいのほいの反応出来る方なんて、日本語文化圏では最も多く見積もっても数十人でしょう。で、まさかなんの因果か関心を持ってしまった方は、まずはYoutubeでRihm quartet なりRihm quartettなりと検索してご覧なさいな。曲が多いだけに、結構、出て来ます。やっぱり世間的には第3番がいちばんの名曲と見なされているのかな。何曲か、アップされてないのもあるのはしょーがないでしょーねぇ。
問題の第7番は、食事を作りながらでも眺めてご覧なさいな。あるのかな、そもそも。今回のパリのサイクルでは、なんと第7番はクロノスQなんですよねぇ。あの曲を、弓の圧力最低にして弾く彼らの様式でやれるんじゃろかね。想像がつきません。ちょっと、ってか、すごおおおおく心配です。大丈夫なんだろーか。なんでアルディッティがやらんのだ。新作の13番ってのが余程大変で時間がないのかしら。
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