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IT・SI業界 人脈構築戦略ガイド 第5回「【対談】ライター石渡嶺司のドン底からの逆転 ~就職氷河期を生き抜いた男~」

新進気鋭の大学ジャーナリスト「石渡嶺司」が売れっ子ライターになるまでの軌跡。人間関係構築のうえで「行動力」は最も重要なファクターだ!就職氷河期世代を生き抜いた男が真相を暴露。

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■石渡:当時、雑誌「宣伝会議」が主催している、大学生・社会人向けの編集・ライター養成講座に参加していました。その養成講座には、出版会の大物が多数出入りするようなところでして、そこで光文社のFLASH担当の方と知り合うようになったのがきっかけですね。飲み会の幹事なども積極的にやっていたので、 出版関係の知り合いはたくさん増えましたよ。

■神前:飲み会の幹事ですか?石渡さんの話を聞いていると「行動力」が一つのキーワードになりそうですね。私は、人脈の輪を広げるうえで「行動力」は重要なファクターであると力説しているのですが、石渡さん自身が人脈の輪を広げるうえで何か工夫している点とかありますか?   ※行動力の重要性については、「第4回」で言及済み

■石渡:私はあまり「人脈」という言葉は好きではありません。どちらかというと「人間関係」という言葉を好んで使いますね。人間関係を広げる上で工夫している点は、おそらく神前悠太さんと同じで特に変わったことはしていませんよ。名刺をもらったらすぐにメールを返してアフターフォローに努める、自分が重要だと思った人には積極的に自らアプローチしていくなどごく普通のことをやっているだけです。
 
■神前:よかったあ、エンジニアLiveの原稿でうるさいくらい「行動力」があるかないかが重要だと力説したのでホットしました(笑)。そういえば、石渡さんの友人に山内太地(やまうちたいじ)さんがいますよね?私も恥ずかしながら山内さんには大変お世話になっています。彼とはどのような関係で?

■石渡:山内ですか!(笑)まさか彼の名前がここに出てくるとは思わなかった。山内とはたまたま同じ出身大学でした。意外でしょ?当初は、ライバルという関係でお互い意識していたのですが、今はよき仕事仲間として深い関係を築いていますよ。正直なところ、彼には本当に感謝しています。 彼がいなかったら、今私はどこでなにをしていたことやら・・・・。(笑)。2009年3月23日には「前作」のリニューアル版となる、『大学進学・就活 進路図鑑2010』(光文社)を山内氏の協力の元、共著で発売します。
   

■神前:確かに、石渡さんにとって、山内さんは大切な存在ですよね。これからのご活躍を期待しています。私も共著者の二人を大切にしなくちゃ(笑)。

転職を考えているITエンジニアに一言

■神前:そういえば、石渡さんは「転職」についても造詣が深いですよね。昨年、「転職は1億円損をする」という強烈なタイトルの本を出版されたようですが、もしよろしければ転職を考えているITエンジニアにひと言お願いします。

■石渡:転職をするかどうかは、本人の自由なので私がとやかく言うつもりはありませんが、私の意見としては現在のような経済不況のさなか、転職をするのはど うかと思いますね。当たり前のことですが、転職をするのであれば、転職先が決まった上で動いたほうがよいでしょう。少なくとも、転職先が決まっていないのに、会社を辞めて転職活動をすることだけは絶対に辞めたほうがよいですよ。だって、ニートになっちゃう可能性が十分にありますし。それと、安易に転職を考えるのではなく、社内異動などを考慮してみるのも一つの手でしょう。

■神前:確かに、今の経済状況を考慮すると安易に転職するのは非常に危険ですよね。最近は転職があたりまえだという風潮がありますが、冷静に現状を把握した上で、本当に転職する必要性があるのかどうかを考えることが重要でしょうね。

■石渡:あとこれは余談ですが、無職はまじ辛いっすよ~。無職期間が楽しいのは最初の一週間だけ。一週間過ぎると、将来のことが不安で不安で精神的におかしくなりますから。経験者がマジ語りしているんだから信じてくださいね。

■神前:無職ってなんか楽しそうなイメージがあったのですが、現実は厳しいのですね。

石渡の将来の夢

■神前:最後に、将来の夢について教えてください。

■石渡:そうですね、「大学」だったら石渡と言われるようなプロのライターになりたいと思います。今私は33歳ですが、35歳までにライターとしてある程度の成果をだせなかったら、これ以上、ライターの路を進むことは辞めておこうと思っていました。正直なところ、今「就活のバカヤロー」がバカ売れしていますが、現状には満足していませんよ。常に危機意識を持つようにしています。神前悠太さんも、今後活動を継続していくのであれば、自分の方向性を今のうちから固めておくことが必要でしょうね。応援していますからね。
 
■神前:ありがとうございました。今度、また飲みましょう。

筆者プロフィール

神前悠太

1982年生まれ。16歳の頃から、「大学受験・大学院受験・就職・転職・人材育成」などの問題を趣味で研究。誰もやったことのないような新しいことに挑戦することが好きです。2008年12月16日に光文社より「学歴ロンダリング」を発売しました。

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