世界のトウモロコシ価格の上昇、米エタノール政策に起因-FAO
1月22日(ブルームバーグ):米国のエタノール向けトウモロコシ消費が世界の価格上昇につながっているとの見方を、国連食糧農業機関(FAO)のシルバ事務局長が示した。
シルバ事務局長は21日、64カ国の農相が集まりドイツのベルリンで開催された会議で「FAOは、食糧のバイオエネルギー生産への利用に対して反対の声を上げている」とし、「特に」米国でのトウモロコシと欧州での油糧種子のケースが問題だと述べた。
シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物の20日終値は1ブッシェル当たり6.115ドルと、10年前の2.1175ドルのほぼ3倍に高騰している。米国では生産されたトウモロコシの一部がガソリン混合用のエタノールの製造に利用され、欧州では油糧種子がバイオディーゼル燃料の原料となる。
シルバ事務局長は、相場の詳細を注視してきたが、最近、米国でのトウモロコシのバイオ燃料向け消費が世界中で価格に影響を及ぼしていることは間違いない」と指摘した。
記事に関する記者への問い合わせ先:Rudy Ruitenberg in Paris at rruitenberg@bloomberg.net
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更新日時: 2012/01/23 12:55 JSTニュース一覧
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