
週刊SPA! 1/31号掲載
グルメ情報サイト『食べログ』上で、店舗側から金銭を授受し好意的な評価を書き込む業者が存在することが判明したことをきっかけに、巷ではステルスマーケティングという言葉が話題だ。これをきっかけに芸能人のブログでも同じ商品を同じ内容で褒め称える記事などが話題になるなど、ネット上の“ヤラセ”が問題化。また、モバゲーやGREEなど無料を謳ったオンラインゲームサイトでアイテム課金を行うビジネスモデルなどへの批判も集中。
これが影響してか、年初にはネット関連企業の株価まで急落する事態に発展したが、ひろゆき氏は、1/24発売の週刊SPA!『ネット炎上観察記』に、こう綴っている。
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ネット業界は嘘ついても儲かればいいみたいなのが蔓延しているようで、そこらへんを消費者庁がネット系の調査をはじめたみたい」
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’11年上半期にSNSやプロフィルサイト、ゲームサイトなど「非・出会い系」のコミュニティーサイトを利用して被害にあった18歳未満の児童数(546人)は、純粋な出会い系サイトで犯罪被害にあった児童数(133人)」の約4倍だそうです」
と無料オンラインゲームと呼ばれるビジネスモデルを問題視。以前からひろゆき氏は無料オンラインゲームを「出会い系サイトよりも、大人が子どもを騙しやすい場所」とし「射幸心を煽る内容なので、広告もパチンコの広告くらいの規制をすべき」などとも話している。
また、食べログ問題から話題となったステルスマーケティングに関しては独自の見解をしめしている。
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ステマは世の中には元々あってネット系の話から消費者庁が動くとか、ある程度不満を感じていた層の解決手段が見えてきたので話題になってきただけだと思う」
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ステマはテレビや雑誌、記念日なんかにも溢れているわけで、利益のために世論を操作するのっては、今に始まったことではない」
むしろ、今さら話題になっていることに、疑問を感じているようだ。<取材・文/杉原光徳(ミドルマン)>