01/23 19:04 更新
大寒波の到来が予想されていますが、冬の冷たい海に入ってワカメを刈り取り神社に奉納する伝統行事「和布刈神事」が23日、夜明け前の関門海峡で行われました。午前2時半。北九州市門司区にある和布刈神社の神職らが、たいまつに火をともし関門の海へ入りました。毎年、旧正月の元日に行われる「和布刈神事」は、奈良時代から続く伝統行事です。「万物に先駆けて芽を出し、幸福を招く」とされるワカメを神前に供え、豊漁と航海の安全を祈願します。23日未明の気温は6.7℃。例年よりはやや暖かい中、新春の恒例行事を見ようと、多くの参拝客やアマチュアカメラマンが詰め掛けていました。