NHK福岡のニュース　福岡放送局

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また社債詐欺１０００万円被害

県内で社債の購入をめぐる詐欺の被害が相次いでいますが、久留米市でもお年寄りの男性があわせて１０００万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査を進めています。
警察によりますと、去年４月、久留米市の７６歳の男性の家にレアメタルを扱う会社の社債の購入を勧誘するパンフレットが送りつけられ、この会社の社員を名乗る男からの電話で「社債を買えば１０倍で買い取る」などと持ちかけられました。
男性が指定された銀行口座に３００万円を振り込むと、数日後に「１０００万円分の社債があれば１５倍の値段で買い取る」などと電話がありました。
男性はさらに７００万円を振り込みましたが、テレビで同じような手口の詐欺事件のニュースを見て警察に相談し、だまし取られたことがわかったということです。
これまでの調べで、男性のもとには社債とされる書類が届きましたが額面が振り込んだ金額以上の１３００万円分で、警察は架空のものとみています。
また、男性が現金を振り込んだ口座はほかの県で発生した詐欺事件で使われ、その後、口座が凍結されているということです。
県内ではこのほかに福岡市や八女市でも同じような社債の購入をめぐる詐欺事件が相次ぎ、被害額はおよそ１億４０００万円にのぼっています。
警察は詐欺事件として捜査するとともに注意を呼びかけています。

01月23日　18時46分

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