千葉県 コメのセシウム対策実施へ
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千葉県 コメのセシウム対策実施へ

1月23日 5時42分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ことしの稲作で、土壌からコメに放射性物質が吸収されるのを少しでも防ごうと、千葉県は、放射性セシウムの吸収を抑える効果があるとされる成分を含んだ肥料を使うなどの技術的な対策をまとめ、県内全域の農家に実施を呼びかけることになりました。

原発の事故を受けて東北や関東を中心とした都県では去年収穫の前後にコメの検査が行われ、福島県の一部の地域で国の暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出され、政府がこの地域のコメの出荷停止を指示しました。千葉県産のコメは、県内全域で国の暫定基準値を下回りましたが、千葉県は、この基準が今後、大幅に厳しくなるのに加え、収穫の時期が早い早場米の作付けの準備が来月以降、始まることから対策を検討してきました。その結果、土壌からコメに放射性セシウムが吸収されるのを少しでも防ぐため、セシウムを吸収するのを抑える効果が報告されているカリウムを多く含む肥料を使うことや、水田の土壌を地中15センチほどまで深くかき混ぜ、地表のセシウムを散らして薄めるといった技術的な対策をまとめました。千葉県は今月中にも県内のJAなどを通じて、全域の農家に対してこれらの対策の実施を呼びかけることになりました。