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パトルーシェフ安全保障評議会書記 世界情勢語る

12.01.2012, 14:35
Photo: RIA Novosti
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 ロシア安全保障評議会のニコライ・パトルーシェフ書記は、インターファックス通信とのインタビューに応じ、プーチン氏とオバマ氏が立て続けに政権について場合には、露米関係および世界情勢は全体として固まるだろう、との考えを示した。

 パトルーシェフ書記は、オバマ大統領はロシアとの関係を確固なものとしていこうという志向があり、再選の可能性も十分にあると考えている。ロシアも米国との関係には特別の意味を見出しているが、米国のMD(ミサイル防衛)システムの構築には懸念を持っている、と語っている。いまのところ、MDはロシアに深刻な脅威を与えてはいないが、基本的にロシアの戦略的ポテンシャルを引き下げようとする試みであると指摘している。

 米国はまた、中国の台頭を世界における自らの経済的、政治的、軍事的覇権にとっての脅威であるとみなしており、そのカウンターウェイトとしてインドを利用しようとしている、とパトルーシェフ書記は考えている。一方でロシアは、すべてのアジア諸国との協力を進め、各国の間での対立を利用しようとはしていない。パトルーシェフ書記は、米国およびロシア、EUなどにとって現在最も重要な脅威となっているのは、経済・金融および政治における不安定性だと指摘している。

 パトルーシェフ書記は、米国がイスラエルを巻き込んでイランに対する攻撃に及ぶ恐れがあると考えており、ロシア、中国、インドなど一連の国々は、イラン問題を交渉で解決するために努力している、と強調している。しかしいずれにせよ、現在、米国もイランも問題解決には関心を示してはおらず、その意味で期待される成果は少ないとも語っている。

 またパトルーシェフ書記は、NATOおよびペルシャ湾岸諸国が、シリアに関して、リビア的なシナリオに基づいて行動しているのではないか、という情報についても触れている。米国とトルコが、飛行禁止空域を設け、そこに蜂起軍を形成しようとしていることにも注意を促している。

 トルコは最近までシリアと友好関係にあったにも関わらず、現在イランとの間で地域的覇権をめぐって対立関係にあり、大きな野心を抱いていることも指摘している。

 ロシア科学アカデミー極東研究所のリディア・クラーギナ専門家は、次のように述べている。

―実際、シリアとイランの関係は大変緊密なものです。西側が心配しているのは、シリアを通じてイラン、レバノンなどに武器が流れ、ヒズボラの武装が進むということです。それは西側にとって由々しきことです。またシリアは地域において唯一イランを支援している国であり、その点で西側はシリアに罰を与えようとしています。またイラン=イラク戦争の際にも、シリアは唯一イランを支援した国であり、西側にとっては許しがたいことです。

 パトルーシェフ書記は、イランおよびアフガニスタンにおける米軍の意図は、きわめて疑わしいものであり、その更なる悪化を促すための口実のように思われる、と指摘している。

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