愛媛県上島町で昨年10月、町教育委員会が同町弓削引野の教員住宅を解体した際、住宅内に保管していた町内の遺跡からの出土品とみられる土器片などが廃棄されかけ、住民団体が直前に回収していたことが住民団体と町教委への取材で23日までに分かった。
住民団体「弓削塩文化を伝える会」によると、土器片は100点以上が段ボールに入って住宅内で見つかったが、出土場所などを記した分類票や台帳がなく、解体業者から「廃棄の指示を受けたが、見に来てほしい」と相談を受けて同会が回収した。
愛媛大の村上恭通教授(考古学)は「大問題だ。歴史をもっと大事にしてほしい」と批判した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA