特集

特集「未解決事件
主婦殺害から7年」


(1)主婦殺害 2歳長男の目の前で…



名古屋市港区の高羽悟さん(50)と、小学3年生の長男・航平くん(9)。


航平くんの母親、奈美子さん(享年32)が、
何者かに殺されたのは7年前。

航平くんが2歳の時でした。


事件が起きたのは、名古屋市西区稲生町、
1999年11月13日(土)の正午ごろ。

この日、
夫の悟さんは朝から出勤していたため、
自宅アパートで家事をしながら
留守番をしていた奈美子さん。

そこに、何者かが部屋を訪れます。


奈美子さんが玄関に向かうと、
突然、訪問者は刃物で襲いかかり
奈美子さんの首などを切りつけ、
何も盗らずに逃走しました。


第一発見者の女性
「柿を届けようとして、高羽さん宅を訪れました。
奈美子さんはうつ伏せになって、
口の周りから血が出ていた。
航平くんは、すぐ横のテーブルに腰かけ、
泣いていなかったですね」


当時2歳と1か月だった航平くん。

奈美子さんは、
近くで無邪気に遊ぶ
航平くんの目の前で倒れていました。


事件後、住まいを実家に移した2人。



犯人が捕まらないまま、事件から半年…

高羽さんは日々、元気に成長していく航平くんを前に、
悲しみに暮れる間もありませんでした。


“母親を目の前で殺された
かわいそうな子どもだと思われたくない”

その一心で、慣れないながらも
男手一つで航平くんを育ててきました。


「子どもがいますので、
立ち止まって振り返ることもなく
毎日がバタバタ…。
子どもの世話、仕事で精いっぱい」
と、高羽さん。

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