年末年始に仕事がなくなる大阪市西成区の「あいりん地区」の日雇い労働者に、住居や食事を提供する南港臨時宿泊所が29日、大阪市住之江区に開設された。年々利用者が減っていることから、入所受付期間を例年の2日間からこの日だけとし、午後1時現在で424人が入所した。
市と大阪府が75年から毎年設置。利用者はピーク時の98年に2824人に上ったが、生活保護を受給してアパートなどに入る人が増え、09年は637人に激減。昨年からプレハブ3棟(定員600人)に縮小した。【稲生陽】
毎日新聞 2011年12月30日 大阪朝刊