政治解散前に「谷垣降ろし」 “勝てる総裁”求め、自民党内は虎視眈々+(1/2ページ)(2012.1.22 22:22

  • [PR]

政治

  • メッセ
  • 印刷

解散前に「谷垣降ろし」 “勝てる総裁”求め、自民党内は虎視眈々

2012.1.22 22:22 (1/2ページ)
自民党の定期党大会の終わりに気勢を上げる谷垣禎一総裁(中央)ら=22日午後、東京・港区(大西史朗撮影)

自民党の定期党大会の終わりに気勢を上げる谷垣禎一総裁(中央)ら=22日午後、東京・港区(大西史朗撮影)

 22日の自民党大会で高らかに倒閣宣言した谷垣禎一総裁だが、足元では皮肉なことに「ポスト谷垣」レースが過熱している。谷垣氏が強調する早期の衆院解散・総選挙が現実味を帯びれば帯びるほど、選挙での生き残りを目指す議員たちが、“勝てる総裁”を求めて、「谷垣降ろし」に拍車がかかる構図だ。

 谷垣氏は党大会で「民主党のマニフェスト(政権公約)は口先だけのいかさまだ」と民主党政権批判を連発した。だが、「谷垣・自民党」が反民主の受け皿になれているかというと、現実はかなり厳しい。政党支持率は「マニフェスト総崩れの民主党よりも低い」(長野県連幹部)という数字すらある。選挙を意識し始めた議員らは「自民党が悪いのか、総裁が悪いのか」という難問にぶちあたっている。

 党内に疑心暗鬼が広がる中、結束を訴え「ガンバロー三唱」でしめくくられた党大会。その余韻もさめやらぬうちに、谷垣氏と距離を置く石破茂前政調会長ら中堅議員約20人が、国会近くの飲食店に密かに集結した。名目は石破氏が主宰する勉強会「さわらび会」の新年会としているが、9月に予定される総裁選を意識した露骨な動きといえる。

このニュースの写真

自民党の定期党大会であいさつする谷垣禎一総裁=22日午前、東京・港区(大西史朗撮影)
自民党の定期党大会であいさつする谷垣禎一総裁=22日午前、東京・港区(大西史朗撮影)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital