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ノルウェー・オスロ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。
ノルウェー最大規模の音楽祭
8月11〜14日の4日間、ノルウェーで環境に優しいエコな音楽フェスティバルが開催されました。多くの国から有名アーティストたちが集まり、野外ライブには大勢の観客が押し寄せました。
Øyafestivalen(ウイア・フェスティバル)
Øyafestivalen(ウイア・フェスティバル)はオスロで開催されるロック・ポップを中心とした音楽祭で、1999年にスタートし、今では毎年6万人もの人々が押し寄せるほどの人気ぶりです。Middelalderparkenという公園を中心に、Sjøsiden、 Enga、 Vika、 Oddenという4つのステージが舞台となります。2009年には80組ものバンドが公園でライブを開催、フェスティバル全体では250ものコンサートが行われました。
エコなグリーン・フェスティバル
このノルウェーで最大規模の音楽フェスティバルは「環境に優しい緑の音楽祭」というコンセプトでも知られています。
●フェスティバル中の飲み物・食べ物は全て地元産で、オーガニック。●普通の車やバスの代わりに、スタッフのイベント会場の行き来、音楽機器、アーティスト達の移動は全てハイブリッドカー、もしくは電気自動車を利用。
●残った食べ物は肥料として再利用。ビールの空き缶や紙類も全てリサイクル回収。
●ゴミ回収係りが、1日に1万6千人といわれている来場客のゴミを回収し、14種類にゴミを分別。
●再生可能エネルギーを100%使用
本来、音楽祭では電気燃料としてディーゼルやガソリンが使われますが(環境悪化を促進)、ウィア・フェスティバルでは再生可能エネルギーとして水力発電を100%使用。これまでも水力発電を電気燃料として使うことはずっと検討されていましたが、会場の舞台が中世の遺跡がまだ残っている場所(Middelalderparkenは直訳すると「中世時代の公園」)であったため、実現が困難でした。しかし、今年になって特別なケーブルを利用しエネルギーを会場まで届けることに成功。アメリカやスカンジナヴィア諸島でも名の知られた今年のフェスティバルに参加するアーティスト達、イギリスのポール・ウェラー、フランスのバンドであるエール(Air)、アメリカのロックバンドであるザ・フレーミング・リップス(The Flaming Lips)、アメリカのミュージシャンであるグランドマスター・フラッシュ(Grandmaster Flash)。彼らは特に今回この再生可能エネルギーを推奨し、率先してエコ・コンサート活動を行いました。
グリーン・フェスティバルに関する批判と、人々の排泄物を利用したバイオバス
エコなグリーン・フェスティバルとはいいながらも、多くの来場客が車や飛行機を使って訪れるために、「実際は”グリーン”ではない」という批判が時に挙げられます。それに対してフェスティバル関係者は、この問題を少しでも解消するために、来場客には提供するバイオガスを利用したバスを利用するように呼びかけています。バイオガス・バスはオスロ市内から集められた排泄物を燃料としています。1人の人間の1日の排泄物はバスが50メートル走るのに相当するといわれており、ウイア・フェスティバルに来場する人々の排泄物もこのような形でエコ活動に役立っているそうです。
今年は雨で芝生がびしょ濡れになる日もあったようですが、ノルウェー最大規模の音楽祭とあって多くの来場客が詰め掛けたようです。このノルウェーのウイア・フェスティバルは、これまでとは違ったかたちの環境保護活動を世界に提示しています。このようなグリーンイベントが世界中で更に広まると、人々の環境に対する取り組みにも変化が現れるかもしれませんね。
公式サイト http://oyafestivalen.com/
参考サイト
BBC News、Wikipedia "Øyafestivalen"、Aftenposten、VG
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