「コンプレックス商法」に注意
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「コンプレックス商法」に注意

1月23日 4時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

外見などの劣等感につけ込んで美容医療を受けさせ、高額の費用を請求するいわゆる「コンプレックス商法」を巡るトラブルが後を絶たないとして、国民生活センターが23日から5日間、初めて専用電話を開設し、無料で相談を受け付けます。電話番号は、03・5793・4110で、時間は午前10時から午後4時までとなっています。

国民生活センターによりますと、脱毛や脂肪吸引、二重まぶたの手術など、美容医療を巡るトラブルの相談は、昨年度全国で1591件あり、5年前のおよそ1.5倍になりました。中でも目立つのが、外見などの劣等感につけ込む「コンプレックス商法」に関する相談で、「今のままでは異性に嫌われると言われ、高額の契約をせかされた」、「事前の説明と違う結果なのに返金に応じない」などの内容が多く、男性からも「包茎手術」などについて相談が寄せられているということです。美容医療のトラブルに詳しい中野和子弁護士は「悩みを抱えて美容医療に行く人はトラブルになっても周囲に相談できないため、隠れている被害が多い。国が実態を調べたうえで早急に対策を考えるべきだ」と話しています。国民生活センターは、トラブルの解決に結びつけようと、23日から金曜日までの5日間、初めての専用電話「美容医療・契約トラブル110番」を開設して、無料で相談を受け付けます。