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自民党が狙う問責ターゲット5大臣- ゲンダイネット(2012年1月21日10時00分)

 <田中防衛相だけじゃない>

 

  13日に内閣改造をしたばかりなのに、早くも田中直紀防衛相(71)の“問責”が囁かれる野田内閣。

  なにしろ田中大臣は、NHKに出演し「PKO参加5原則」と「武器輸出3原則」を取り違えて説明しているのだから、「またシロウトを大臣にしたのか」と、自民党が問責のターゲットにするのも当然だ。

  しかし、自民党がターゲットにしているのは、田中防衛相だけじゃない。ほかに4人の大臣を狙っているという。官邸も「これはヤバイ」と慌てているらしい。

  ターゲットになっているのは、小川敏夫法相(63)、平野博文文科相(62)、松原仁国家公安委員長(55)、さらに鹿野道彦農相(69)の4人だ。

 「平野文科相は、北海道苫小牧周辺の“土地買い占め”疑惑が持ち上がっています。官房長官時代ですが“IT基地構想”をめぐって、知り合いの不動産業者に土地買収を持ちかけたという疑惑が取り沙汰されているのです。小川法相は、前妻の女優・市毛良枝との離婚話です。当時、離婚の原因はDV(家庭内暴力)だと報じられた。もちろん本人は否定しているし事実無根なのでしょうが、大臣に就任したことで、また週刊誌が再燃させかねない。メディアが騒げば、自民党も問題にするつもりです。厄介なのは、松原大臣です。なかなか大臣秘書官が決まらないのですが、理由は秘書官に就けるはずだった公設秘書が、コワモテの人物と親密な付き合いをしていたことが発覚したからだとみられている。自民党は、松原本人も関係があるとみて情報を収集しています」(政界関係者)

  官邸が一番心配しているのが、鹿野農相のスキャンダルだ。農水官僚の反対を押し切って「中国への農産物輸出促進」を強引に進め、その裏で4億円のカネが動いたという。すでに詳細を書いた文書が出回り、民主党の中も大騒ぎになっている。

  一川、山岡につづいて、1人でも「問責大臣」を出したら、野田内閣は終わりだ。今ごろ、ドジョウ首相は人を見る目のなさを悔やんでいるはずだ。

 (日刊ゲンダイ2012年1月18日掲載)

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