福島4市町がれき 国が代行処理へ
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福島4市町がれき 国が代行処理へ

1月19日 5時22分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災で発生した大量のがれきのうち、福島県の相馬市や広野町など4つの市と町のがれきについて、国が自治体に代わって業者と契約し焼却や埋め立てなどを行う代行処理が行われることになりました。

東日本大震災では、東北3県の沿岸部で2200万トン余りに上るとされるがれきが発生し、このうち宮城県と岩手県の自治体では、県が新たに建設した焼却炉で燃やしたり、東京など被災地以外に運んだりして処理が進められています。しかし、福島県のおよそ200万トンのがれきは、放射性物質への懸念などから、全体の半分ほどしか仮置き場への運び入れが終わっておらず、焼却についてはほとんど行われていません。こうした状況を受けて、国は、特に要望があった相馬市と南相馬市、広野町、それに新地町の4つの市と町のがれきを自治体に代わって代行処理することになりました。具体的には、環境省が業者と直接契約し仮設の焼却炉の建設や埋め立てなどを行う方針で、このうち広野町では、この週末に焼却炉の建設候補地について住民説明会が開かれる予定です。環境省は、避難区域のがれきについても直轄で処理する方針で、すべてのがれきの処理を平成25年度末までに終えたいとしています。