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2012年1月23日0時15分

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三菱ケミカル、ブルーレイとDVD生産から撤退へ

図:BDとDVDの世界生産実績と予測拡大BDとDVDの世界生産実績と予測

 三菱ケミカルホールディングスは、ブルーレイディスク(BD)とDVDの自社生産から撤退する方針を固めた。安くつくる海外勢に押されて採算が合わず、将来性も見込めないと判断した。BDは国内勢で5社が自社生産するが、撤退は初。他社もあとに続く可能性がある。DVDは国内勢で太陽誘電1社になる。

 BDやDVDは、日本メーカーが主導して開発した規格。三菱ケミカルは、シンガポール工場や水島工場(岡山県倉敷市)で生産してきたが、同社幹部は「光ディスクを日本企業がつくる時代は終わった」と話す。今後は、台湾やインドのメーカーに生産を委託。国内の雇用は、配置転換などで守るという。

 日本記録メディア工業会によると、DVDの世界需要は、2007年度の約60億枚をピークに減少に転じた。13年度は37億枚と予想。店頭価格は06年に1枚約100円だったが、11年には半額の47円になった。

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