三木眞一郎さん、櫻井孝宏さん、阿澄佳奈さん、加藤英美里さんなど、多くの人気声優が所属する81プロデュースが創立30周年を迎えたことを記念して、2月26日(土)、東京・メルパルクホールにて、「コエチカラ〜POWER OF VOICE〜 81プロデュース 30周年記念感謝祭」が開催された。本イベントには江口拓也さん、江原正士さん、太田哲治さん、柿原徹也さん、川島得愛さん、川野剛稔さん、玄田哲章さん、櫻井孝宏さん、佐々木望さん、下和田ヒロキさん、鈴木清信さん、関俊彦さん、鷹嘴翼さん、津久井教生さん、中尾隆聖さん、中西英樹さん、中村大樹さん、中村秀利さん、羽多野渉さん、速水けんたろうさん、福沢良一さん、細谷カズヨシさん、三木眞一郎さん、三宅健太さん、宮田幸季さん、薮中亮平さん、赤ア千夏さん、阿澄佳奈さん、鵜飼るみ子さん、榎本温子さん、片岡あづささん、勝生真沙子さん、加藤英美里さん、川田妙子さん、くまいもとこさん、後藤沙緒里さん、古城望さん、小林優子さん、佐久間レイさん、下屋則子さん、篠原恵美さん、関山美沙紀さん、高山みなみさん、恒松あゆみさん、豊口めぐみさん、西村ちなみさん、原紗友里さん、弘中くみ子さん、槙口みきさん、松来未祐さん、三嶋さや香さん、山本麻里安さん、吉岡さくらさん、米澤円さんといった豪華なメンバーが出演。
昼夜2回行われた公演のうち、ここでは夜公演の模様をレポートする。
このイベントは2部構成となっており、第1部はベテランの方々を中心に、第2部では若手の方々を中心にイベントが進められた。オープニングでは、81プロデュース設立から現在に至る30年の歴史を、中尾隆聖さん、玄田哲章さん、江原正士さん、鵜飼るみ子さん、佐久間レイさん、弘中くみ子さんのナレーションと共に、映像で振り返った。続けて、江原正士さん、勝生真沙子さん、恒松あゆみさんが、「0.5馬力はすばらしい」、「空をとべたら」をメドレーで披露すると、出演者全員がステージに登場。いよいよ「コエチカラ〜POWER OF VOICE〜」の幕が上がった。
最初のコーナーは、若かりし頃の写真を見ながら思い出を語る「思い出のフォトアルバム」。このコーナーには、中尾隆聖さん、玄田哲章さん、鵜飼るみ子さん、江原正士さん、鈴木清信さん、篠原恵美さん、小林優子さん、津久井教生さん、くまいもとこさん、川島得愛さん、恒松あゆみさんらが出演した。中尾さん、玄田さんらの昔の宣材写真はモノクロで、そんなところからも、いかに長くこの業界に携わってこられたのかが窺い知れる。一方、くまいさんの写真として公開されたものは宣材写真ではなく、普段のスナップのような写真。しかしこの写真、自身で提供されたものではないそうで、「これは何の写真!? 一体どこから持ってきたの!?」と、びっくり。
続いてのリーディングコーナーでは、佐久間レイさん、勝生真沙子さん、くまいもとこさん、櫻井孝宏さんが、絵本「じゃがいもポテトくん」の読み聞かせを。そして81プロデュース設立と同じ、1981年に大ヒットした歌「ルビーの指環」を題材としたラジオドラマを、江原正士さん、勝生真沙子さんが演じてくれた。
さらに、81プロデュースが過去にプロデュースしてきた公演より、「サマースノー」(歌:佐久間レイさん)、「スカボロ追分」(歌:中尾隆聖さん、福沢良一さん)、「ブロードウェイ」(歌:中尾隆聖さん、佐久間レイさん、関俊彦さん、福沢良一さん、津久井教生さん、川島得愛さん、小林優子さん、篠原恵美さん)の3曲が、“81振り返りソング”として、ライブで披露された。
第2部はライブコーナーからスタート。加藤英美里さんの「Messenger RNA」、LISPの「You May Dream」、榎本温子さんの「Be My Angel」、速水けんたろうさんの「超力戦隊オーレンジャー〜オーレ!オーレンジャー〜」、佐々木望さんの「ALL RIGHT!」という熱いラインナップで、観客は総立ちになって声援を飛ばす。
玄田さんのパーソナルクイズに答え、最強の玄田哲章マニア“玄田王”を目指す「玄田王決定戦」のコーナーには、櫻井孝宏さん、宮田幸季さん、三宅健太さん、羽多野渉さん、柿原徹也さん、江口拓也さん、松来未祐さん、下屋則子さん、加藤英美里さん、後藤沙緒里さん、阿澄佳奈さん、原紗友里さんらが参戦。抽選により、宮田さん・下屋さん・江口さんチーム、松来さん・阿澄さん・後藤さんチーム、加藤さん・三宅さん・原さんチーム、櫻井さん・羽多野さん・柿原さんチームの4チームに分かれての対戦が行われた。第1問は「玄田さんが若い頃に好きだった男性アイドルは?」と、いきなり難易度高め。しかし「元祖御三家の一人」というヒントから、加藤さんチームが「舟木一夫」と、見事正解。続いての「第四回声優アワードで玄田さんが受賞したのは?」という問題では、下屋さんチームと櫻井さんチームが「玄田哲賞」と、まさかのネタ被り(笑)。しかもこのウケ狙いの答えを玄田さんが気に入り、独断でポイントを与えてしまったために、櫻井さんチームはさらにネタに走り、「若い頃にやったバイトで、一番印象に残っているものは?」という問題では「トランスフォーム」と回答。これが見事玄田さんのツボにはまり、狙い通りにポイントを獲得。櫻井さんは1問も正解しなかったにも関わらず、“玄田王”の称号を手にした。ちなみに櫻井さんチームの柿原さんは、昼公演でも“玄田王”に輝いており、まさに“玄田王の中の玄田王”という存在に(笑)
そして、関俊彦さん、佐久間レイさん、小林優子さんによる、戦中の日本を題材にした「二十六夜まいり」の朗読、弘中くみ子さん、福沢良一さんによる「いちばん古い物語」の歌が披露されると、いよいよイベントは終わりの時間に。最後に、先日60歳の誕生日を迎えられ、その人生の半分を81プロデュースとともに歩んできた中尾隆聖さんを、若かりし頃の写真とバイキンマンの絵が描かれた特製のバースデーケーキでお祝いすると、鳴り止まない拍手の中、「コエチカラ〜POWER OF VOICE〜」は幕を下ろした。
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