縄文と古代文明を探求しよう!
 
アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
162470 合衆国とEUの統合原理
 
鈴木康夫  ( 45 東京 建築士 ) 07/09/30 PM11 【印刷用へ
 政治体制が似ていることについては、あくまで結果としてそのシステムが最も機能的であることだからだと思います。

 疑問の核心部分は、むしろ、合衆国とEUの成立基盤、その力の源泉部分がどういう構造になっているの?ということだと理解しました。

●アメリカ合衆国

 イギリスから、半ば逃亡してきた食い詰めもの達が、新大陸での(侵略)可能性を秘めて渡ったのが起源。開拓の名を借りた武力による侵略を基本とした農業国家として各州が成立した。その上で、侵略規模が大きくなってきたので連邦国家に発展せざるを得なかった。だから軍事、外交が主たる連邦政府に委託された課題となった。いまだに、武力とそれに基づくドルという世界基軸通貨による国力(市場支配とも)を基本としている。力の統合原理そのもの。深層にプロテスタントという強い幻想観念が厳然と横たわっている。

●EU

 第二次大戦後、瓦礫と化した欧州の現実から、戦争忌避の為の課題意識から発生したと思われる。(石炭・鉄鋼同盟)
 ただ、市場が既に飽和している欧州にとって、それだけでは、もともとの課題は達成されないことから、全欧州が統合しなければならないという圧力と期待が作動し続けてきた。結果、単一国家を超え、通貨統合まで進んできた。経済・資源など主要課題が欧州外の課題であり、それに対して統一的な戦略無しには成立しなくなった状況であったといえる。ひずんではいるが、共認原理のひとつである。Co2排出権など、新たな市場・資源戦略を掲げ、対米、対アジア戦略をとっていく。


 最先端の市場支配者は同一とみなされている欧米ではありますが、その置かれた外圧と戦略方針の違いはかなり異なるようです。
 
 
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