陸上自衛隊千僧駐屯地(伊丹市)は20日、昨年9月に飲酒運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕された同駐屯地第3偵察隊、中村政明1等陸曹(48)を停職30日の懲戒処分にした。中村1等陸曹は、依願退職する意向という。
同駐屯地によると、昨年9月25日午後3時20分ごろ、伊丹市瑞穂町で、中村1等陸曹の乗用車がコンビニエンスストアから県道に出る際、乗用車と衝突事故を起こし、女性に肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせた。中村1等陸曹の呼気1リットルから0・6ミリグラムのアルコールが検出され、伊丹署が現行犯逮捕した。この日は非番で、事故を起こす直前までコンビニの駐車場で缶入りのハイボール4本を飲んだという。草野誠・第3偵察隊長は「誠に遺憾。服務指導を徹底したい」とコメントした。【生野由佳】
〔阪神版〕
毎日新聞 2012年1月21日 地方版