学校法人佛教教育学園
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理事長からのメッセージ


 わたくしは佛教大学の前身である佛教専門学校の卒業生です。かの太平洋戦争敗戦直後に入学いたしました。いわば兵隊くずれともいうべき復員兵が仲間にたくさんおりました。かくいう私もその一人でした。私事になりますが、「お前はやはり僧侶になれ」という祖母の一言に動かされて決意し、入学したのであります。
 
 そのころの佛教専門学校はまさしく僧侶の養成機関であり、法然上人が説く念仏者育成の道場でした。はじめは少なからず戸惑いもありましたが、慣れてくるにしたがって、この学校に入学してよかったと思うようになりました。その理由はいろいろありますが、大きな二つをあげておきます。
 一つは京都の環境です。1200年の歴史文化都市であることは当然のことながら、東に琵琶湖、南に古都奈良、西に丹波と言うように、文化と自然の絶好の場所であります。

 もう一つは学内の雰囲気です。先生と学生、学生どうし、人間関係が親密でした。戦後の貧困な日本社会相であっただけに、相手への思いやり優しさが溢れていることを感じました。これを仏教精神といってもよいでしょうし、法然上人の念仏の心が脈々と流れていたのではないでしょうか。まろやかな雰囲気の学校でした。

 昭和24年、佛教大学になり、昭和40年ごろより一般大学へと展開して、現在にいたっております。自然環境はそんなに変わっておりませんが、雰囲気はずいぶん変わったように受けとめられます。しかし、他の大学に比べて言うならば、やはり念仏の心が地下水脈として流れており、雰囲気のまろやかさは失われておりません。多くの学生のお人がらにそのことを感じます。これは佛教大学の伝統的な実に素晴らしいことだと自負しております。

 旧華頂学園(華頂短期大学、華頂女子中学・高等学校)と旧東山学園(東山中学・高等学校)については残念ながら在学した経験はありませんが、よくよく存知しております。法然上人の心を心とする学園として、雰囲気は佛教大学と全く同じであると断言できます。
 21世紀はどんな時代になるのか、軽々に予測はできませんが、知性や技術の高い人材が必要であるにしても、感性豊かな人間がより重要になってくるのではないでしょうか。感性を養う最たるものが仏教であり法然上人の心であること、を敢えて申し添えておきたいと存じます。
 佛教大学、華頂短期大学、華頂女子中学・高等学校、東山中学・高等学校等の内容については、それぞれの学長・校長からのメッセージがありますので省略いたします。



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