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細野環境相が除染工程表を年度内に 福島で拠点開所式

福島環境再生事務所の開所記念式のあいさつで、除染のロードマップについて説明する細野環境相=21日、福島市

 細野豪志環境相は21日、福島第1原発事故の除染特別地域に指定された福島県浜通り地方の11市町村で国が進める除染作業の「ロードマップ(工程表)」を年度内に示す方針を明らかにした。
 環境省が福島市に設置した福島環境再生事務所の開所記念式のあいさつの中で説明した。3月末をめどに、道路や住宅などで本格的に始める除染の対象地域や実施時期を盛り込む。
 細野氏は取材に「除染に対する市町村の考え方が異なり、全て(の地域)を細かく作るのは現実的に難しい」と述べ、市町村で除染時期などに違いが生じる可能性も指摘した。
 国が双葉郡への立地を求める除染廃棄物の中間貯蔵施設については「除染を前に進めるために重要で、誠実にお願いする」と語った。
 再生事務所は除染専門組織で、地元雇用23人を含む70人体制。4月に200人体制に拡充し、浜通り北部と南部、県北、県中・県南、会津の5カ所に支所を開設する。
 除染特別地域は警戒区域や計画的避難区域に指定された楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江町、葛尾、飯舘村の全域と、田村、南相馬市、川俣町、川内村の一部が該当する。


2012年01月22日日曜日


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