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2012年1月21日20時13分

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福島第一4号機の漏れた汚染水、低濃度と推定

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 東京電力は21日、福島第一原発4号機タービン建屋で漏れた2リットルの水は、高濃度の放射能汚染水ではなく、比較的濃度の薄い水とみられると発表した。漏れたのは新たに設置した配管の接続部で、耐圧試験で配管内に入れていた水が漏れたとみられるという。水表面の放射線量も1時間あたり0.1ミリシーベルトと周囲と同様だった。

 東電によると、漏れたのは2号機の高濃度汚染水を移すための配管で、交換のため新たに設け、月末から使い始める予定だった。20日に比較的汚染が少ない1号機坑道の水を入れ、漏れがないかを確認する耐圧試験をしたという。

 ただ、漏れた場所は高濃度汚染水を現在移送しているほうの配管ともつながっており、発見が遅れれば高濃度汚染水が漏れた可能性はあるという。3号機用の同様の部分でもにじみが見つかり、移送を止めて対策を検討する。

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