渡利地区以外から初検出 県のコメ追加検査
県は20日、コメの追加検査結果を発表、福島市(旧福島市)と伊達市(旧掛田町)の農家各1戸が生産したコメ計3点から、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。
県によると、旧福島市は渡利地区以外の地区から、基準を超えるコメが見つかった。同地区以外からの検出は初めて。県は旧市町村単位での発表のため地区名は非公表としたが、渡利地区南側に隣接する小倉寺地区とみられる。基準値超えの累計は3市(9旧市町村)35戸。
旧福島市のセシウム検出値は690ベクレルだった。旧掛田町は1戸2検体で検出。930ベクレル、950ベクレルの濃度だった。いずれも全量が自宅やJAなどに保管されており、一般には流通していない。
(2012年1月21日 福島民友ニュース)
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