NHK栃木県のニュース　宇都宮放送局

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子どもの被ばく線量調査

子どもたちが日常生活であびる放射線量を測定するため、栃木県内の３７００人を対象にして、２か月間にわたって線量計を常に身につけてもらう調査が２０日から始まりました。
この調査は、栃木県の北部を中心に健康への影響に対する不安が根強いことから専門家の助言を受けて栃木県が行うものです。
国の財政支援を受けて除染を行う地域に指定されている自治体を中心に１０の市と町の３歳から１５歳までの３７００人を対象に２か月間かけて行われます。
初日の２０日、那須塩原市にある箒根中学校では保護者が調査に同意したおよそ１００人の生徒に放射線量を計るための小型の線量計が配られました。
２年生のクラスでは担任の先生が、「常に身に付け、毎日の行動記録を忘れずにつけてください」と説明したあと、生徒ひとりひとりに手渡していました。
栃木県では、５月をめどに結果を個別に通知するほか、概要を公表する予定で健康増進課の平野裕課長補佐は「専門家からは県内の放射線量は健康には影響がないレベルだと言われているが数値を明らかにして不安の軽減に努めたい」と話していました。

01月21日　11時07分

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