サッカー五輪予選:日本2発 バーレーン降し2連勝

2011年11月23日 0時22分 更新:11月23日 1時39分

後半、2点目のゴールを決めジャンプして喜ぶ東=マナマ(共同)
後半、2点目のゴールを決めジャンプして喜ぶ東=マナマ(共同)

 【マナマ大島祥平】来年のロンドン五輪出場を目指すサッカー男子のU22(22歳以下)日本代表は22日、当地で行われたアジア最終予選C組第2戦でU22バーレーン代表を2-0で降し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。日本は前半終了直前、今夏ドイツに移籍した大津(ボルシアMG)が先制。後半にも東(大宮)のゴールで加点した。

 最終予選は12チームが3組に分かれてホームアンドアウェーのリーグ戦を行い、日本はバーレーン、シリア、マレーシアと同組。各組1位が五輪出場権を獲得し、2位はプレーオフに回る。日本は27日、東京・国立競技場でシリアと対戦する。

 ◇成長の証し 大津先制弾

 日本が厳しいアウェーで貴重な勝ち点3を手にした。前半終了間際、攻めあぐねながらも日本が先制点を奪った。CKのこぼれ球を押し込んだのはドイツからチームに合流し、「自分のプレーをしっかりだしてチームに貢献して結果を残せることが一番大事」と話していた大津。絶好の時間帯に有言実行の働きを見せた。

 徹底してカウンター狙いのバーレーンに対し、DFラインの裏を狙おうとする日本。前半は強い風下に立ったこともあってか、距離感が合わず攻めきれない。だが、ゴールをこじ開けたのは「セットプレーが互いにカギだろう」(鈴木)と読んでいた通り、繰り返し練習してきたCKからだった。

 前半44分に得た7本目のCK。扇原のキックは弧を描いてファーサイドへ。クリアしようとしたGKの手をはじいてこぼれたところを大津が逃さなかった。果敢に滑り込み、右足の外側でとらえるとボールはゴール右隅へ。「ドイツに行って確実に成長した」という自信を大舞台で結果につなげた。

 この1点で少しは気持ちも楽になったか、後半は徐々にパスもつながりだし、22分に山田直のシュートのこぼれ球を東が押し込んで追加点。アウェーでの「絶対に勝って帰らないといけない試合」(永井)で苦しみながらも、泥臭くもぎとった先制点の価値は大きかった。【大島祥平】

 ◇東が貴重な追加点

 ○…東は最終予選で2試合連続ゴール。1-0で迎えた後半22分、扇原の左クロスに体を張って相手DFと競ると、こぼれ球を山田直がシュート。GKがはじいたところに反応した東が左足で貴重な追加点を奪った。

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