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【自動車産業ニュース】

GMが4年ぶり世界一 11年販売台数

 【ニューヨーク=青柳知敏】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が19日発表した2011年の世界販売台数は前年比7・6%増の902万6000台で、前年まで3年連続首位だったトヨタ自動車を抜いて4年ぶりに世界一を奪還した。 

 トヨタは東日本大震災やタイの大洪水による減産が響き、6%減の790万台(ダイハツ工業、日野自動車を含むグループ全体)の見通しだ。

 11年の世界自動車市場は、2年連続で増加した北米市場の回復やビッグスリー(米大手3社)の復権、欧州勢の躍進などで勢力図が激変。販売世界一を目指すドイツのフォルクスワーゲン(VW)のグループ販売(一部の商用車除く)は14・3%増の816万台で過去最高となり、トヨタの販売見通しを上回っている。

 また、日産自動車のカルロス・ゴーン社長は米デトロイトでの10日の講演で、日産・ルノー連合の11年の世界販売がルノー出資のロシア自動車大手アフトバスを含め、約803万台になったと説明。トヨタはGM、VW、日産・ルノー連合に続く4位に後退する公算が大きい。ただ、同連合からアフトバスを除いた場合はトヨタが3位となる。

 GMの発表によると11年の販売は北米が11・4%増と好調だったほか、最大市場の中国でも8・3%増の約254万7000台と過去最高に達した。09年の経営破綻から約2年で世界首位に返り咲き、急ピッチの回復ぶりを示した。

 

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