ドラゴンの全身を描こう!

使用武器:コピー用紙・B/HBシャーペン・消しゴム


柔らかいシャーペン又は鉛筆で、大まかな体の流れを線で作ります。
言ってみれば骨組み、骨格の部分なのですが、頭蓋骨・肋骨・背骨をイメージした丸と線程度で大丈夫だと思います。(自分も正確な動物の骨格なんて把握できてませんー。)
足の動きは、骨というより筋肉の塊でシルエット重視の形を取ってます。
ポーズや動きの流れなどはここで色々動かして決めます。

↑の骨に肉をつけていきます。
この時点で大体の体のシルエットが見えてきます。

もう少し描き込んで筋肉の隆起をつけていきます。
体部分が作れたら、全身の筋構造からは別離した羽の骨組みのアタリをつけます。

羽の皮膜を描いたら鱗のない裸状態の全身像は大体完成。
鱗のない(又は小さい)ドラゴンを描く場合、ここから筋肉を更に描き込みます。
今回鱗を入れるので、そんなに頑張って筋肉を強調しても潰れてしまう為この程度。


ここからは形の造型ではなく細かいディテールになるので、シャーペンをBからHB(又はH)に持ち替えます。
大型の鱗を入れる場所にアタリを入れます。
筋肉の塊を包むように置いていくと良い感じ?


↑で決めた大型鱗を基準に、周辺を鱗で補完してやります。
どうでも良い部分は前回の「頭部」同様テキトウな丸で埋め、腹側やよく動く場所は細かい鱗で埋めます。
足先や顔の先など、既に密度のある場所は鱗を入れなくても大丈夫な気がします。

羽部分も描き込み、鱗の下に透けて見えたままだった線やアタリ線を消します。

鱗の線とアウトラインが同じ強度な所為ででごちゃごちゃし、何がなんだかわからなかったのでアウトラインを強調。
一番暗くなる場所数ヶ所に簡単な影を描き入れ、最後に瞳を入れて完成。
(勿論目はいつ入れてもいいんですが、最後に入れた方が「命を吹き込んだ」感じがして良いのですっ。)

今回鉛筆線が見やすいようにほとんどトーンカーブをいじったりしなかったのですが、この後消しきれなかった不要線やゴミなどをPC上で飛ばしたりブラシで修正してカラーイラストの線画として使います。