ドラマをより深く楽しむためのまめ知識<ひと目でわかる大河ドラマ「平清盛」>はこちら→
原作はありません。脚本は藤本有紀さんのオリジナル作品です。
関連出版物としては、ドラマガイドブック、ノベライズ版「平清盛」が発売されています。
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ドラマの劇中音楽として、キース・エマーソン、グレッグ・レイク作曲、吉松隆編曲、東京フィルハーモニー演奏による「タルカス」という曲を使用しています。以前に「タルカス」を、音楽を担当する吉松隆さんが編曲したことがあり、作曲者の許可を頂いた上で、「平清盛」の中で劇中音楽として使用できることになりました。
法皇(ほうおう)・上皇及び天皇、さらに后(きさき:中宮・皇后など天皇の妻の総称)・女院(にょいん:天皇や上皇の側近くにいる妻や娘のうちから選ばれる)などを含む、この院政(いんせい)期特有の権力形態を「王家」と呼んでいます。
大河ドラマは専門家による時代考証に基づいて制作しています。
専門家によれば、平安末期から鎌倉期にかけての中世史研究の歴史・学術的分野では、当時の政治の中心にいた法皇・上皇を中心とする「家」を表現する上で、「王家」という用語が使われており、それに基づいて使用しています。
また、「王家」および藤原摂関家などの上流貴族や新興貴族などを含む、政治を司(つかさど)る人々全体を「朝廷(ちょうてい)」と呼んでいます。
今様(いまよう)という平安時代後期に流行した歌です。
メロディは現存していないので、音楽を担当している吉松さんが、雅楽(ががく)の香りを残しつつ、分かりやすくシンプルでありながら、微妙なゆらぎを持ち、繰り返しドラマの中で聴かされても飽きないものを目指して作曲しました。
詞は「遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけむ 遊ぶ子どもの声聞けば 我が身さへこそ ゆるがるれ」です。
意味についてはいくつかの解釈がありますが、このドラマでは「子どもが遊ぶときは、時の経つのも忘れて、夢中になる。子どもが遊ぶみたいに、夢中で生きたい」という意味で歌っております。
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