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政治
福島氏5選も社民党、存亡の危機
2012.1.20 23:35
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任期満了に伴う社民党党首選が20日告示され、現党首の福島瑞穂参院議員(56)以外に届け出がなく、福島氏の無投票5選が決まった。とはいえ、国会議員10人の小所帯なのに4人が「反福島」で結束し、最後まで対抗馬擁立に動いた上、阿部知子政審会長は離党の可能性にも言及した。挙党態勢どころか、社民党はもはや存亡の危機にある。(坂本一之)
「国民の声を聴かない党だと判断したら、政治家として決断はあると思う」
午後3時に福島氏の無投票5選が確定した後、阿部氏は党本部で記者会見し、こう言い放った。
阿部氏と照屋寛徳国対委員長、服部良一国対副委員長、山内徳信参院議員の4人は党首選で「党首の多選禁止も考えないと権力は堕落する」と、公然と「反福島」を表明した。
福島氏への不満は今に始まったことではない。社民党が鳩山由紀夫政権から離脱した平成22年5月、阿部氏は辻元清美衆院議員(後に離党)らとともに「連立与党に残って政策を実現すべきだ」と主張した。
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