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【大リーグ】青木は1、2分前合意2012年1月21日 紙面から
ブルワーズ入りが決まった前ヤクルトの青木宣親外野手(30)が20日、東京・新橋の球団事務所でブ軍入団の報告記者会見を行い、最終合意が交渉期限の1、2分前で“駆け込み”だったことを明かした。また、ブ軍地元紙が19日、今季年俸を100万ドル(約8000万円)と昨季年俸の4分の1未満であることを報じたが、青木は「お金よりスタートラインに立つことが一番。これから実績をつくればいい」と決意を語った。 時差ぼけで目をショボショボさせながらも青木の顔は「練習公開の後が長かった。スタートラインに立ててホッとしている」と、夢をかなえた喜びに輝いていた。 前日(19日)、ダルビッシュは締め切り3分前にレンジャーズと合意と報じられたが、青木もギリギリ。「5分前くらいに最後の電話がかかってきて『これでいいか』と聞かれ、まだだったのかと…。急いでOKですと返事して、多分、残り1、2分だった。向こうではこういうのが当たり前なんだろうけど、そわそわした」と当時の心境を振り返った。 この大事な電話は、ラーメンを食べている最中だったそうで「サインするわけじゃないし、こんな感じなんだとびっくり。成田に着いて報道陣を見てから、ようやく実感が湧いた」と笑った。 年俸の金額について聞かれると「ダルにちょっと届かなかったくらいかな」と冗談めかして答えたが、実際は激減。一部米紙が報じた金額は「そんな感じ」と否定せず、「たとえマイナー契約でも行くつもりだった。大事なのはスタートラインに立つこと。独り身なら即答だけど、家族がいる分、ためらいはあって、奥さんに相談したら『やりたいようにやってくれればいい』と言ってくれた」と内幕も明かした。 宮崎・日向高時代は無名で、早大には指定校推薦で入り、ヤクルトもドラフト4巡目での指名だった。「今までも歓迎されて入ったことはなかった。レギュラーを確約されてない中でのスタートは僕らしい」と控え扱いからの下克上を誓った。 ただ、出場機会などに応じた出来高払いは大きく、すべての条件をクリアできれば、昨季並みの収入(年俸3億3000万円)も夢ではないという。背番号は7に決まり、21日にも沖縄での自主トレに向かう予定。いよいよ“メジャーリーガーAOKI”が始動する。 (竹村和佳子) PR情報
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