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　人気アイドルグループ・ＡＫＢ４８が、全国４７都道府県を回るツアーを年内にスタートさせることが２０日、分かった。東京ドームシティホールで行われた新春恒例のライブイベント「ＡＫＢ４８リクエストアワー　セットリストベスト１００」２日目で発表された。結成７年目でグループ史上最大規模のツアーとなる。また、２月２５日にはインドネシア・ジャカルタでコンサートを行う。

　会いに行けるアイドルが、４７都道府県すべてのファンに会いに行くことが決まった。

　この日もアンコールの初っぱなに、大きなサプライズが待っていた。スクリーンに映し出されたのは「全国ツアー決定」の文字。「愛知」、「東京」…などと表示された後、画面に日本列島の白地図が現れた。ツアー開催地として、北海道から沖縄まですべての空白が真っ赤に染まると、２０００人のファンからどよめきが起こった。

　ＡＫＢにとって、初めての全都道府県制覇ツアーとなる。これまでの最大規模は、昨年８月に行った全国ツアーで１３都市２６公演。０５年１２月８日、東京・秋葉原での初めての劇場公演で、観客７人からスタートしたアイドルが、待ち望まれて全国を行脚する。

　ステージにいたメンバーも驚いた。鹿児島出身の柏木由紀（２０）は「ふるさとの鹿児島に行きたい」と２度目の“凱旋”を心待ちにすれば、峯岸みなみ（１９）は「うどんを食べたいんで、香川に行きたい」と舌なめずり。日ごろから「全国を回りたい」と口にしていたキャプテンの高橋みなみ（２０）は、「皆さんの地域に訪問に行きますので、楽しみにしていてください」と会場だけでなく、同時生中継された全国９９カ所の映画館のファンにも呼びかけた。

　国内だけではない。２月にはジャカルタライブが決まった。この日、インドネシア語で「会いたかった」を披露した姉妹グループ・ＪＫＴも“お姉さん”との共演決定に大喜び。アヤナ・シャハブ（１４）は、目を輝かせながら「ＡＫＢの皆さんとできるのがすごく楽しみです」と流ちょうな日本語で話していた。

（デイリースポーツ提供）