January 19, 2012
割稽古から盆略
新しい生徒さんが入門しました。
初めは、マントーツーマンのお稽古でした。
皆さんが来る前の一時間、私が割り稽古から教えました。
うちでは、誰でも初めての方は皆さんの居ない時間に来てもらい割り稽古から始めます。
長い経験でそれが一番ベストだと信じています。
一月で盆略に進めました。
歩き方の特訓も終わるといよいよ盆略のお点前。
覚えの良い方でスラスラ進みました。
茶碗の拭き方も左手は動かさないので安心して見ていられました。
盆略は正面でして貰いました。
斜めに向かうのは、最初は難しいし、恥ずかしい思いもあります。
盆略も一月経つと美味しいお茶が立つようになりました。
建水周りも上手になり、歩き方もよくなりました。
４月はお薄の平点前に進んでくれて、いよいよ来月からは難しい風炉のお薄に入ることになりました。
三ヶ月頑張ってくれたので、今は皆さんと一緒のお稽古です。
見学していても、先輩のお点前をしっかり見て学んでくれる姿勢に感心させられます。
新しい生徒さんを教えるのは、日々上達していくのが私の生きがい、楽しくて張り合いのある毎日です。
日曜体験教室
毎月第一日曜の午後三時から教室でひらきます。
初心者でも経験者でも問いません。
なんの用意も入りません。
ただ予約だけしてくださればよいのです。
その人その人に合ったお茶を体験して貰いたいと思います。
普段の見学は自由です。
場所はホームページの案内の地図を参考にしてください。
茶華道教室 http://www1.odn.ne.jp/~cip76460
教室 ０３－３２６９－３２８９
自宅 ０３－３２６７－７８９０
携帯 ０８０－１３４４－３６７１
メールは携帯のでもパソコンのでも構いません。
本当に久しぶりに螺旋階段を上った。
今までは怖くて登れなかった。
このサテンは叔父がお菓子屋さんをしていた場所で子供のころから入りやすく、ラテン音楽を聞きながら煙草も吸えるので昔から大好きであった。
１０年前、メニエールの発作を起こし入院する。
身体は後ろに引っ張られるようにばたんばたん倒れる。
家のベットでよかった。
それでも激しい揺れで一晩中吐く。
救急車も呼べない。
朝緊急入院。
部屋は特別、ベットはかたずけられ四方にマットレスが置かれた。
頭はヘッドギア。
倒れても怪我のないように、
兎に角至れり尽くせりである。
それ以来発作は起きなかった。
だが、予防薬は飲んでいた。
通院もしていた。
脳外は断り、神経科。
何しろよくなっていた。
毎日音楽療法、作業療法はかかさない。
ところが去年の暮、疲れからかクリスマスに大きな発作が起きてしまった。
今は冷静に判断できるが、その時は何が起きたのか分からなかった。
突然、体が前後左右、上下に揺れだした。
いまだに、こんな激しい揺れはなかった。
心は乱れ、悪心，嘔吐という新薬の副作用に乱れていた。
そこは教室、悪いことに花月の最中。
身体が揺れているというより、けいれんも起こしている。
生徒さんには暴れているように見えたそうだ。
ツリーにぶつかり、蹴飛ばす？
クリスチャンの私が死んでもツリーを蹴飛ばすはずはないが、意識がない、何とも言えない。
初めて、十年前は寝室でよかった。
だが、私はそれでも茶を続け、自分に挑戦した。
除夜釜、三日にわたる釜に炭を使い、自分ですべてやる。
夢中である。
死中に勝つである。
気が付くと年が明け、同時に目まいも耳鳴りも治っていた。
奇跡だと思った。
トランプ占いの通りか？
兎に角、今は揺れない。
螺旋階段も登れるし、下りれる。
ベランダで洗濯物も干せる。
列車にも乗れるし、飛行機でも大丈夫！
嬉しくてしょうがない。
語る伴がいないのが淋しいが、これも自業自得。
想い出が沢山あり、毎日夢を見ている。
メニエールには歌が良い。
蒸気もよい。
そして家内が言うには、蝋燭のマイナスイオンが良かったそうだ。
予防としては、お風呂で歌う。
嫌なことはしない。
仲の良い親友をたくさん作る。
仕事は、休まず、働かず、遅刻せずと昔からサラリーマンの鉄則だ。
そして、よく遊び、よく寝る？
昨日
昨日
おととい
今日が開催日。
偶然お邪魔する。
何と熱情のある、ロマンのある作品かと思う。
今の私の心情にぴったり来た。
男性ではないはずと思うと、奥から品の良い御嬢さんが出てきた。
イアンナ、ロシアの貴族のような御嬢さん。
アンナカレーニナを思ってしまう。
この熱情は彼女の喋るロシア語のようだとも思った。
ロシア語はフランス語に似ている。
ロシア語の勉強にもなった。
ロシア語は最後の課題である。
兎に角絵が素晴らしい。
油絵でもなく、水彩でもないという。
いろいろ混ぜて楽しんでいるらしい。
絵は手放したくないものばかりという。
日本人には描きえない作品だらけ、是非恋に悩んでいる方は見ると癒されます。
ロシアの大地が温かく迎えてくれました。
神楽坂は坂下、ゲームセンター横の袋小路を入ったところのギャラリーです。
入場無料です。
隣は手作りの小物展をしています。
最後の太陽の絵の周りが黒いのは、大震災のお見舞いだそうです。
兜は日本の再生を祈って描いたそうです！！！
追加
仮教室から新教室に移転。
震災、そして教室移転。
あっという間の一年が過ぎました。
何もかも生まれて初めてなことばかり、一歩一歩前に進むのがやっとでした。
限界を超えたら、病も自然に治り、悪いことばかりではないなという師のお言葉が脳裏に浮かびました。
想いはいつか、必ずかなうもの諦めてはいけないなと思いました。
暮は念願の除夜釜を三日も出来ました。
最高の喜びでした！！！
今は、春秋の引継ぎに向かって生徒さんと頑張っています。
正しく正面を見据え、雑念を去り平点前から行台子へと研究しながらも勉強の毎日です。
負けません、ゴルフのパーへの挑戦、自分との闘い。
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