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2012年1月19日11時35分

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脱原発デモ、カワイく理詰めに 第3世代「路上の表現」(2/2ページ)

写真:人形オブジェの横断幕を先頭に拡大人形オブジェの横断幕を先頭に

写真:のぼりや旗はアーティスト集団が制作拡大のぼりや旗はアーティスト集団が制作

写真:ベビーカーでの参加が目立った=写真はいずれも葛西亜理沙氏撮影拡大ベビーカーでの参加が目立った=写真はいずれも葛西亜理沙氏撮影

■おだやかに謳い、戦略はしたたか

 労組などが組織する“正統的”なデモが力を失うと、反イラク戦争を契機に2003年ごろからサウンドデモが盛んになった。バンドやDJを乗せたサウンドカーが盛り上げ、音楽好きの若者らをひきつけた。しかし警察の警備も厳しさを増し、昨年9月は10人以上が逮捕される事態も。

 「最初はサウンドデモに参加して面白かった。でも原発は命の問題。祝祭じゃだめなんだ」(空間プロデューサーの竹中亮さん)、「サウンドデモを批判しているのでなく、私たちは今までなかった部分で攻めていきたい」(宮越さん)。主要メンバーがそういうツイッターデモは、「おだやかデモ」と自ら謳(うた)う。

 ただし戦略はしたたかでもある。「サウンドデモは、警察への挑発など悪い意味でのパンクス魂が出てしまう。デモに行くと逮捕されるという間違った先入見を与えた。僕らは負担の大きいミーティングなしに、スタッフ間のメーリングリストやツイッターでの告知、ネットプリント(コンビニでプラカードをダウンロード)などで十分にできる、デモのインフラ作りをしている」(bcxxxさん)。すでに神戸で同じ方式のデモが4回あり、福岡と浜松でも近く始まる。29日には渋谷で8回目のデモがある。(近藤康太郎)

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