日本の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に向けた事前協議で、拡大交渉に参加している9カ国のうち、ベトナムとブルネイが日本の交渉参加を支持することが19日、分かった。日本の参加支持を打ち出したのはベトナムとブルネイが初めて。
政府は17日、TPPの協議チームをベトナムに派遣。通商筋によると、ベトナムの通商担当者は「日本の参加を無条件で完全に支持する」との見解を伝えた。コメなどを関税撤廃の例外扱いにできるかについては「交渉次第」とした。
一方、ブルネイ側も「大きな懸案はない」としているという。
日本のTPP交渉参加には、9カ国すべての同意が必要で、政府は各国と協議する。【宮島寛】
毎日新聞 2012年1月20日 東京朝刊