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旅券不正取得:容疑で日韓の4人逮捕 /愛知

 韓国人に日本の旅券を不正取得させたなどとして県警国際捜査課と中署は19日、名古屋市守山区小幡太田、内装業、中村行成容疑者(40)ら日本人3人と、韓国籍の女1人を旅券法違反の疑いで逮捕したと発表した。県警は、中村容疑者が他にも旅券不正取得や偽装結婚などのブローカーをしていたとみて追及する。

 ほかに逮捕されたのは同市中区栄5、会社員、藤村里美(43)▽同市港区川間町1、同、鵜飼秀彦(58)▽同市中区新栄2、飲食店員、金賢珠(44)--の3容疑者。容疑は09年9月28日、同市中村区の県旅券センターで、藤村容疑者の氏名を記した申請書と金容疑者の顔写真などを提出し、同10月5日に旅券を不正入手したとしている。

 県警の調べでは、金容疑者は中村容疑者に180万円を支払って藤村容疑者の名義や健康保健証などを入手し、旅券センターに申請。中村容疑者は仲介の報酬として鵜飼容疑者へ数十万円を渡し、さらに鵜飼容疑者から藤村容疑者へ金が渡っていたとみられる。

 県警によると、金容疑者は97年に短期滞在ビザで来日し、不正取得した旅券で09年10月~10年4月に4度、出入国していた。金容疑者は「自由に韓国へ行き来したかった。10年旅券は『赤パス』と呼ばれ、オーバーステイの韓国人にとってあこがれだった」などと供述しているという。【高木香奈】

毎日新聞 2012年1月20日 地方版

 
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