サイトの閲覧者にコンピューターウイルスをダウンロードさせたとして、京都、和歌山、埼玉の3府県警は18日、東京都世田谷区太子堂1丁目のサイト広告会社役員、堀本真也容疑者(33)ら6人を不正指令電磁的記録供用容疑で逮捕し、発表した。京都府警によると、堀本容疑者は容疑を否認しているという。
府警サイバー犯罪対策課によると、堀本容疑者らは、運営するアダルトサイトで、「動画再生」の表示をクリックした閲覧者に、料金請求画面を表示するファイルのダウンロードを促すよう設定。昨年10月5日午後2時50分ごろ、ファイルをダウンロードした山梨県の自営業の男性(68)のパソコンにウイルスを感染させた疑いがある。
同課によると、感染すると再起動しても料金請求画面が消えない状態になる。男性は求めに応じて、6万9千円を容疑者側に支払ったという。こうした被害者は数百人、被害額は約1200万円以上とみている。