J1のG大阪が19日、大阪府吹田市内のホテルで新体制発表を行った。10年間指揮を執った西野前監督に代わり、ブラジルからセホーン監督、呂比須ワグナーヘッドコーチを迎え、スタッフも一新した。また、FC東京から移籍したDF今野泰幸(28)は移籍の真意を聞かれ、「共感」と「直感」と口を開いた。
今野は笑顔で、移籍を決断した真意を語った。「何て説明したらいいのか…。非常に難しいです。8年お世話になったFC東京に愛着もありましたけど、環境を変えてもう一段成長したかった。常に(J1の)上位にいても優勝できないと納得できないということを聞いて共感しました。それから、後は…。直感もあります」
何シーズンもDF面の強化を目指してきたG大阪にとって、今野は4年ごしの“恋人”。J2に降格した東京を再びJ1に引き上げたことで、今野もやっと移籍を決意した。「僕も攻撃的なサッカーは好きです。でも失点されるのは嫌なんで失点をなくして点を取るガンバをつくっていきたい」。J最強の得点力に加え、念願の守備力アップも。G大阪は今野の加入で新しい時代を迎えたのかもしれない。 (荒川敬則)
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