2005年06月06日

草間さん怒髪天 猪木批判はじめました

くさま2草間政一元新日本プロレス社長が週刊現代(6・18号)で
かたや草間氏をクビにした猪木オーナーが東京スポーツ(6月7日付け)で
それぞれお互いの人物について語っております。
なかなか面白かったので2つの記事を独断と偏見付きでまとめてみる。
まずは草間さん側から。
週刊現代では「アントニオ猪木の借金地獄」とのタイトルで
草間さんの証言を元にした記事が載っています。
内容はまとめるとこんな感じ。

           ***********
草間氏が社長に抜擢された理由は
新日本の経営をスリムにし無駄を省き、余った金銭を
猪木氏の事業「永久機関」に投資させるのが目的だったのではないか?
しかし、一番の無駄がその「永久機関」だった。
そのため常に正論を吐き、まともな経営を望む草間氏を退陣させ、
自分の言いなりになる人間をトップに据えて、
金をますます引っ張ろうとしている。


草間氏は過去3期連続赤字だった新日本プロレスを
就任1年目、今年3月期で経常利益は7500万円の黒字決算を出した。
よってそれ以外で社長を辞めなくてはならない理由がわからない。
猪木氏に連絡を取ろうと電話しても、出てくれない。逃げている。

草間氏が新日本に来た時は問題山積のグダグダ企業だった。その理由は・・・
1、各部署の連携が取れておらず、仕事をしている人間、してない人間の差が激しすぎる。
2、契約選手の人数が多く、給料だけで月3000万が消えていく。
 →選手契約の見直しを図り、試合に出ない選手、不要とも割れる選手を契約解除。
3、地方興行の1回の売り上げ350万円たらず。
 →優待券の撒きすぎ?
4、テレビ朝日からの放映権料は数億円あるが、昨年から1億減額されている。
  しかもテレビ朝日は「プロレス中継などやめてしまえ」という対応。
 →現状スポーツ局がそれをなんとか押しとどめてもらっている。
 →テレビ中継を切られると会社規模を3分の1にしてもやっていけないため、
  毎月書類一式を揃え決算を報告に行くことにした。
5、経理がどんぶり勘定。
  →経費をすべてチェック。物品購入の際には相見積もりをとるように徹底した。

辞任理由とされた東京ドームを始めとするドーム大会の不入りについては
不入りについては認めながら、失敗ではないと説明。
ドームという器は現状の新日本には確かに大きすぎるが
スポンサー獲得ためにはどうしても必要。
そのため観客動員目標設定はかなり低く設定してあり、
経費を抑え、黒字になるようにして開催している。

草間氏は銀行から2億円。信用保証協会から2億、
計4億円の新日本の借入金債務保証をしている。
草間氏の自宅、預貯金が担保になっているほか、坂口前CEO、藤波取締役も保証人に。
会社定礎の社長任期が2年、社長としての月給が50万円ということで、
それに則り、4億円の債務保証をして業績もあげた。
なのに何の説明も無く辞任要求では納得が出来ない。

それとは逆に猪木氏は電力等のエネルギーなしで永久に動くという
「永久電機」の開発に夢中になり「INP技術研究所」を設立。
新日本には1銭たりとも落とさないのに新日本に数千万の借金を申し込んできた。
草間氏をはじめ、藤波副会長(当時)からも
「何年も1円の利益も出ていない事業のために金は貸せない。
返ってくるアテもない」と取締役会で否決した。

猪木氏はリサイクル事業、アントン・ハイセル、
タバスコ輸入、マテ茶、ひまわりナッツ事業。
すべての事業に失敗してきた。その失敗を取り返そうと、
ますます永久機関にのめりこみ借金は膨れるばかり。
尻拭いはいつも決まって新日本プロレス。
国会議員時代の元秘書(佐藤久美子氏)に脱税と収賄を指摘されたが、
以来税金を滞納し、その額、現在は1億数千万円。
その肩代わりもなぜか新日本がしていて毎月80万を支払っている。
「新日本ロス道場」は新日本プロレスのものと思われているが、
実はサイモン猪木氏が代表を務める別会社が運営。
維持費として新日本は毎月約300万円をその会社に送金している。

猪木事務所も名ばかりの会社。所属選手がかわいそう。
試合が組まれずに収入も無く、大の男3人が狭いアパートで共同生活。
そのうちの1人、LYOTO選手には妻もいる。

弁護士に「確実に勝てる」と言われたので徹底的に裁判で争っても良かったが、
それをすると銀行やテレビ朝日は新日本から確実に手を引いてしまう。
手を引かれれば間違いなく新日本は倒産する。
選手や社員、その家族300人あまりが路頭に迷う。
プロレスを愛している草間氏はプロレス再興を願い、自分が引くことで納得した。
           ***********

まとめると言いながら長文になってしまいましたねえ。
内容濃いいです。簡潔にまとめれば冒頭、太文字の部分が全てという感じ。
個人的には新日本の内情よりも
LYOTO選手が既婚者だったということに驚きでしたが。
んん、狭いアパートで共同生活しているあと2人って誰だろう。
他の所属選手は・・・浜中選手、和田良覚レフェリーに藤田和之選手。
ブアカーオ・ポー・プラムック選手も所属でしたっけ? 
・・・まさかなあ。アハハ。

で、猪木さんのほうはこんな感じ。見出しは
「イタリアの猪木に独占直撃。社長交代は新日の猪木商店化? それは違う」

           ***********
新日本プロレス新経営陣のテーマは「若さとグローバル化」。
英語が出来て、世界戦略ができるサイモン氏はまさに適役。
でも猪木氏が決めたんじゃないよ。周囲の推薦だよ。社内の機運だよ。
サイモン氏の父親はコカコーラの福社長だったフランク・ケリー。

サイモン氏は若いけど、寛子というお目付け役がいるから問題ない。フフフッ。
将来的にはプライベートジェットを購入して日米を行き来して欲しい。
猪木氏自身はオーナーという地位にこだわりは無い。執着も無い。

新日本には「猪木」以外の新しいイメージづくりをして欲しい。
「新日本」という名前にこだわること自体おかしい。
ヤング・ライオン・グローバル。略して「YLG」に社名を変えたらどうか。

草間氏に対しては「ありがとう。それだけ。俺は否定も何もしない。
ファンがどう判断するか」
         ***********

猪木氏も草間氏の言い分を否定しないということを踏まえて
以上のことをまとめるとですねえ。
アントニオ猪木は新日本プロレスのガン細胞だ! 
こんなもの早く切って切って切除してしまえっ!! 
わかりきってはいたけど、改めて記述すると、
まったくもってボルケーノイラプション。
倍賞氏の新日本復帰も、猪木事務所だけでは食べていけないという
内情によるものなのでしょうか。
「闘魂」「アントニオ猪木」等の商標管理もしてるので収入源は
しこたまあると思うのになあ。
藤田選手の収入もろともすべては永久機関に消えていったか。合掌。

まあ、なにはともあれ草間さん全日本に逃げて〜!!!!
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この記事へのコメント
まぁ、アレですね。
自分の落ち度について一切触れていませんがwjでの谷津さん脱北を見ているような…
今こそ永田さんを筆頭に顎神を捨てて新団体をry
(これもどこかで見たような)
Posted by 佐野哲也 at 2005年06月07日 12:02
●佐野哲也さんへ
草間さんサイドからの言い分なので
落ち度に触れないのはまあ、しょうがないかなと。

wjスレに上がっていた猪木サイドの人物、
新間さんの意見も見ましたが
どっちがアレかって言ったら、
やっぱりオーナーサイドがボルケーノですよ。
草間さん雇ったのもオーナーですしねえ。

・・・谷津さんは今なにしてるんだろ。
Posted by JJ at 2005年06月07日 16:14
ジョ・・・ジョシュも逃げないと(´Д`)
でもPRIDEとの複数契約が(´Д`)
Posted by 徐庶 at 2005年06月07日 17:39
●徐庶さんへ
ジョシュが神様をバシッとやっつけてしまえば
一挙両得なんですよ。ウン。

アゴ戦争により権力が支配するこの新世紀。
人々は救世主の出現を切望していた。
そんな時、廃墟のプロレス団体に一人の救世主が現れる!
その男の名は・・・
Posted by JJ at 2005年06月08日 07:33