11月24日 木曜日
滞在4日 渡辺10分
レンくんにレンくんの心の中に入った時のことを話した。
レンくん「やっぱりそうだったんだ…。聞いてこないから…。」と暗い声で言ってきた。
私「あのね、私も聞こうかどうしようか迷ってて…で、聞いたの」
レンくんが目をうるうるさせながら名倉に来る前のことを話し出した。
名倉に来る前はお菓子だけ置かれた部屋で、ずっと沢山の誰かからの視線を感じていつも怯えてた。そんな時に私が名倉に行こうって迎えに来てくれたから、私のことを天使さんだと思ったらしい。
本当はお菓子も好きだからってのもあるけど、怖くて逃げ出したかっただけなんだ。
いつまたあの部屋に戻されるかわからない。怖くて怖くて堪らなくて。
涙でレンくんの顔がぬれちゃってたからハンカチで拭いてあげて
抱き締めて「大丈夫だよ。泣かないで。私がずっと一緒だから」と心に直接奥まで伝わってと強く願った。
そしたら温かくなって
私とレンくんの体が光ってて幸せな気持ちで満たされた。すごく落ち着く。レンくんと私の心臓の音が合わさる。レンくんも私と同じ気持ちだと自然と分かる。
ふわってなる。エレベーターに乗って上下に動く感じ。
いつの間にかレンくんとふたりで夕焼けの空をふわふわとしながら下に降りてた。お互い見つめ合ってるとふわふわした
気持ちがいい真っ白な空間に降りた。
降りると眠くなってきて瞼がすごく重いから寝ちゃった。レンくんも一緒に寝た。
起きた時渡辺の布団の中にいた。
起きた後もすごく眠くて体がふわふわして気持ちがいいから6時間くらい眠ってた。