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【大リーグ】ダル “銭闘”に完勝 レンジャーズと6年契約2012年1月20日 紙面から 【アーリントン大城和美】ダル、“銭闘”に完勝!! レンジャーズは18日、ポスティングシステムで独占交渉していた日本ハム・ダルビッシュ有投手と6年契約に合意したと発表した。年俸総額は6000万ドル。落札金5170万3411ドルを含めてポスティング史上最高額となる。ただ、本紙の取材では契約最終年となる2017年にダルビッシュ側に契約を破棄できる項目がついていることが判明。5年契約を求めていたダルビッシュ側が期限ギリギリまで交渉を続けて好条件を得た。ダルビッシュは20日に現地で記者会見に臨む。 デッドライン間際に滑り込みでダルビッシュが大型契約にこぎつけた。球団広報のツイッターを通じて合意の報が届いたのは交渉期限となる米中部時間18日午後4時(日本時間19日午前7時)のわずか3分前だった。 「ウエルカム・ダルビッシュ!! 今日はレンジャーズにとってビッグな日だ。有を他の誰とも比較したくないが、チームは彼をトータルで見て、それだけの価値があると感じた」。球団事務所で行われた記者会見でジョン・ダニエルズGMは声を弾ませた。昨年12月19日に独占交渉権を得てからちょうど1カ月。難産の末に契約締結に成功したせいか、喜びもひとしおの様子だった。 球団関係者によると、球団からの正式発表は6年契約ながら、最終年の2017年にダルビッシュ側に契約を破棄できる条項が盛り込まれたという。現時点で判明しているのは在籍5シーズンで投手最高栄誉のサイ・ヤング賞を受賞するか、賞の選考で上位票を得ることが条件。成績次第で6年目にFAとなる項目も含まれる。通常の契約の場合は一定の成績をクリア次第、次の年の契約を延長できるオプション(契約選択権)がつくことが多いが、選手側に契約破棄条項がつくのは異例中の異例だ。 ダルビッシュ側は一貫して球団側の提示よりも1年少ない5年契約を求めていたとされる。代理人の団野村氏は「基本的には年数は短い方がいい。早くFAになれますから。本当に(契約が)できあがったのは締め切り3分前。一瞬駄目かなとは思いましたけど」と苦笑いを浮かべた。 ダルビッシュへの落札金、年俸総額はともにポスティング史上最高額で、2007年にレッドソックスと契約した松坂大輔投手(31)の落札金5111万1111ドル、年俸総額5200万ドル(6年契約)を上回る。背番号は日本ハム時代と同じ「11」になる見通しで、20日にダルビッシュを招いて行われる現地での入団会見で正式にお披露目される予定だ。 チームにとって破格の大型契約でダルビッシュを迎えたのは悲願のワールドシリーズ制覇を果たすため。過去2年はア・リーグ優勝を果たしながら頂上決戦で敗れた。2006年に日本ハムを日本一に、09年の第2回WBCで侍ジャパンを世界一に導いた優勝請負人がレンジャーズを背負って立つ。 PR情報
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