＜中京都構想＞河村市長「人口４００万人の共和国作りたい」

　名古屋市の河村たかし市長は１９日、大村秀章愛知県知事と連携して進める「中京都構想」について市議会で答弁し、名古屋市が尾張地域の周辺自治体と合併または連携することで「人口４００万人の尾張名古屋共和国を作りたい」との考えを明らかにした。リニア中央新幹線の東京−大阪間開通を見据え「名古屋が通過される町にならないために、横浜市（３６９万人）を超える人口が必要」などと説明した。

　総務環境委員会で委員の質問に答え、目指す都市像は「税金を安くして商売を盛んにし、おもしろい町にしたい」とも語った。

　大村知事は河村市長の発言を受け「河村市長は尾張国の再建というイメージがあるんだと思う。一番大事なのは徴税権や規制を含めて大都市が国から独立すること。中京都の形はいろいろある」と語った。その上で「名古屋、愛知が司令塔を一つにして一緒に独立するのは変わらない」と述べた。【福島祥、三木幸治】

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