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地震のときはこうしよう


わが家の防災チェック 防災会議を開きましょう
非常持ち出し品 町会や隣近所と話し合いましょう
非常持ち出し品の保管・点検 防災訓練に参加しましょう
会社、事業所などの防災チェック



わが家の防災チェック

屋内では

 阪神・淡路大震災(平成7年発生)では、ほとんどの家具が倒れ、タンスなどの下敷きになる被害がでました。自分や家族がケガをしないために家の中の安全を確認しておきましょう。

イラスト チェック
家具は固定しているか。
食器棚や本棚の中身は飛び出さないようにしているか。
高い場所にある荷物は落ちないようにしているか。
寝る場所に倒れやすい家具は置いていないか。
テレビなどの電化製品は倒れないようにしているか。
ガラス窓やガラス戸の飛散防止対策はしているか。
部屋の中は、整理整頓しているか。
 2階建ての家屋では、なるべく2階に寝るようにしましょう。
 枕元には停電に備え懐中電灯や笛を、また、足をけがしないように靴やスリッパを置いておきましょう。

屋外では

 地震災害の中で人的被害がもっとも多いのは、建物の倒壊によるものです。ふだんから建物のほか、塀など周囲の状況を確認しておきましょう。

イラスト チェック
壁にひびが入っていないか。
柱は反ったり、いたんだりしていないか。
屋根材(瓦、トタン、スレートなど)は破損していないか。
ベランダやバルコニーの手すりなどは破損していないか。
ベランダの上部など高所に設置されているエアコン室外機などはしっかり固定しているか。
塀や門柱はしっかりしているか。
建物の周りに危険な箇所はないか。
 建物の耐震診断をしてみるのもよいでしょう。 (区市町村に相談窓口があります。)
 避難する途中、交通事故にあったという事例もありますので、避難経路の確認もしておきましょう。



非常持ち出し品の準備

 救助隊や救援物資が来るまでの最低限必要な物を準備しておきましょう。
 飲料水と食料は、最低3日分用意しておきましょう。
 非常持ち出し品は、両手が自由になるリュックサックなどに入れておきましょう。
非常持ち出し品等チェックリスト【PDF形式】
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生活用品など
チェック
飲料水(1人1日3リットルが目安です)
非常食(缶詰、アルファー米、インスタント食品など)
懐中電灯と予備電池
ヘルメット
革製手袋又は軍手
衣類
雨具(レインコートなど)
靴、厚手の靴下
タオル、ちり紙
ウェットティッシュ
マスク
マッチ又はライター
ローソク
多機能ナイフ
アルミ製保温シート
厚手のビニールシート
医薬品(常備薬を含む)
ロープ
笛(救助を求める時に使用)
おもちゃ
貴 重 品
チェック
現金
身分証明書(運転免許証など)
印鑑
預金通帳
健康保険証
 
 
情報収集用品
チェック
携帯ラジオ
携帯電話と非常用充電器
公衆電話用10円硬貨
家族の写真(はぐれた時の確認用)
筆記用具

備蓄しておくとよい物
防災用にあるとよい物
避難生活を少しでも快適に過ごすために役立ちます。 自分や家族の脱出及び火災発生時に役立ちます。
イラスト イラスト
チェック
毛布 紙製下着
テントと寝袋 紙おむつ
卓上コンロ 生理用品
台所用ラップ 簡易トイレ
使い捨て紙食器 使い捨てカイロ
ポリタンク又はバケツ
水のいらないシャンプー
チェック
バール 消火器
のこぎり
金づち
はしご
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非常持ち出し品の保管・点検

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○ 非常持ち出し品は、必要最小限にし、できるだけコンパクトにまとめておきましょう。

○ 保管場所は、家族みんながわかる場所にしておきましょう。

○ 家屋が倒壊したときなどに備え、物置や車に保管するのもよいでしょう。

○ 食料・飲料水の賞味期限などを確認しましょう。また、用具などの見直し、電池や燃料の点検を定期的にしておきましょう。




会社、事業所などの防災チェック

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○ 建物や室内の防災対策を
 わが家と同様に、建物の内外をチェックしましょう。建物は耐震・免震化を図り、看板の落下防止や室内のロッカー、コピー機などは、倒れたり、異動したりしないように固定しておきましょう。

○ 会社では任務分担を
 リーダーや覚社員の役割を決め、それぞれが責任を持つようにしましょう。また、地域の防災訓練には積極的に参加しましょう。

○ 帰宅困難者対策を
 帰宅時間をずらす、一泊するなど混雑を避けて帰宅するようにしましょう。徒歩で帰宅する際のルートを把握しておきましょう。


 東日本大震災(平成23年3月発生)の発生直後から長時間にわたり、都内のほとんどの交通機関が運行停止となり、多くの帰宅困難者が発生しました。平成18年5月東京都公表「首都直下地震による東京の被害想定」では、東京で大地震が発生した場合、都内で約448万人の帰宅困難者が発生すると予想しています。

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帰宅困難者心得10か条
1 あわてず騒がず、状況確認
2 携帯電話、携帯ラジオをポケットに
3 作っておこう帰宅地図
4 ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
5 机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
6 事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
7 安否確認、災害用伝言ダイヤル、災害用伝言板や遠くの親戚
8 歩いて帰る訓練を
9 季節に応じた冷暖準備(携帯カイロやタオルなど)
10 声を掛け合い、助け合おう



防災会議を開きましょう

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○ 避難所などの確認
 一時(いっとき)集合場所、避難場所、避難所を確認して、一度歩いておきましょう。

○ 避難方法の確認
 高齢者や子どものいる家庭では、ふだんから具体的に話し合っておきましょう。

○ 連絡方法の確認
 災害時は、被災地への電話が増え、つながり
にくくなります。「災害用伝言サービス」の利用
などを家族で決めておきましょう。



町会や隣近所と話し合いましょう

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○ 町会など自治会の集まりに参加
 町会の行事・集まりに積極的に参加して、協力し合えるようにしておきましょう。

○ 隣近所で協力
 近所に身体の不自由な人、寝たきりの人、病人などがいるか確認し、具体的な協力方法を相談しておきましょう。

○ 地域の防災対策を確認
 各地域では防火用水や飲料水を確保したり、物資の備蓄をしています。配給場所などを確認しておきましょう。
 また、地域の自主防災組織を確認しておきましょう。




防災訓練に参加しましょう

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○ 自分たちの町は、自分たちで守る
 みなさんが協力することで、救える命があります。重要なのはみなさんの自助、共助です。

○ 近隣の会社とも協力
 自治体や自治会などの防災訓練に進んで参加し、近隣の会社とも協力体制を築いておきましょう。

防災の三助 とは、
自助 自らの生命は自らが守る
共助 自分たちのまちは自分たちで守る
公助 行政機関による防災対策
のことです。

チェック イラスト チェック
家族で防災会議を開いているか。 町会などの集まりに参加し、防災について話し合っているか。
家族で災害時の役割を決めているか。 隣近所との協力体制はできているか。
家族みんなが避難所、経路などを知っているか。 地域の防災対策について知っているか。
家族との連絡方法を決めているか。 防災訓練に参加しているか。
会社で防災会議を開いているか。 防災関係機関の連絡先は知っているか。
(区市町村、警察、消防など)
会社で災害時の役割分担を決めているか。

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【問合せ先】
警視庁 災害対策課 震災警備係
TEL 03-3581-4321(警視庁代表)