コープふくしまでは組合員さんの協力を得て、陰膳方式により実際の食事に含まれる放射性物質測定を進めています(2012年1月18日更新)。更新日:01/18
<コープが測定する目的>
(1)実際に食べている食事からどれだけの内部被ばくの心配があるのかを、1検体あたり約50,000秒(約14時間)かけて測定し、得られた測定値を正しく認識して日々の生活に役立てていただこうと考えています。 (2)実際に測定に参加されていない方々にも可能な範囲で情報提供し、参考にしていただければと考えています。
<測定の進め方>
・測定場所 日本生活協同組合連合会 商品検査センター ・測定機器 ゲルマニウム半導体検出器 ・測定時間 1検体あたり測定時間は約50,000秒(約14時間) ・検出限界値 1ベクレル/kg ・測定方法 陰膳方式 →毎食家族人数より1人分余計に食事を作り、それを2日分(6食+おやつや飲料など含め)保存して検査センターに送り、検査センターにおいてミキサーで均一に混ぜ込み、その内1キログラムを検査試料として測定します。 <途中結果51世帯分の結果> 12月1日に公表させていただいた先行調査11家庭分に加え1月17日時点で新たに40家庭の結果を加えました。 グラフをご覧ください。(グラフ中、セシウム137のみ検出されたIとKとAVの方は、セシウム134が1ベクレル未満であるためです) ※カリウム40とは?
<今回報告結果の特徴> (1)実際の食材の産地傾向 調査にご協力いただいた51家庭中9割以上のご家庭で福島県産の食材をご使用されていました。食品店で購入された食材、自家栽培の食材などさまざまです。天然のきのこをお召し上がりの方もいらっしゃいました。 食材産地のこだわりが特に大きい4世帯は、福島県産以外の材料で食事をされていました。 (2)測定結果値の概要 a)51世帯名中、1キログラムあたり1ベクレル以上のセシウムが検出されたのは6家庭ありました。他の45家庭は放射性セシウムが含まれていたとしても1キログラム当たり1ベクレル未満であることを示しています) b)最も多くの放射性セシウムを検出した家庭の食事に含まれるセシウム137とセシウム134の量は1キログラムあたりそれぞれ5.0ベクレルと6.7ベクレルでした。この量は、51家庭いずれでも検出されている放射性カリウム(カリウム40)の変動幅(1キログラム当たり15ベクレル〜56ベクレル)のほぼ4分の1程度でした。 c)セシウムが検出された家庭で、仮に今回測定した食事と同じ食事を1年間続けた場合の放射性セシウムの実効線量(内部ひばく量)を計算すると、年間合計約0.01ミリシーベルト〜0.06ミリシーベ以下となります。 <今後の測定の計画> この測定は、2012年3月まで継続し、コープふくしま、コープあいづ、福島県南生協の組合員さんにご協力いただきおよそ100名(世帯)について実施していく計画です。 |
組合員数(2011年8月20日現在) 172,241人
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