|
ネット検索最大手の米グーグルは18日、映画や音楽の著作権保護を目的として米議会で審議されている法案は「検閲につながる」として、米国サイトのトップページでロゴを黒塗りにし、抗議の意思を表明した。法案に反対する署名を集めるページも設けた。
交流サイト大手フェイスブックも、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が同日、「ネットは、よりオープンな世界をつくるための最も強力な手段だ。私たちはネットを傷つけるあらゆる法律に反対だ」との声明を発表した。ネット上の百科事典「ウィキペディア」もこの日、黒い背景の画面に抗議の文書を載せ、英語版を使えなくした。他のネット企業にも反発が広がっている。
一方でハリウッドの映画業界やメディア王マードック氏が率いる米ニューズ社は法案を支持。シリコンバレーとは立場を異にしている。
日本のグーグルのサイトのロゴは通常通りに表示されている。(サンフランシスコ=藤えりか)