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ゲリラ豪雨、レーダーで30分先予測 雨粒の大きさも
気象庁、13年度運用へ

2012/1/18 10:15
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 気象庁は、近年相次ぐ台風の大雨やゲリラ豪雨の監視強化のため、レーダーの観測データに基づき30分先の雨量を局所的に予測する「局地的降水予測システム」の整備を進める方針を決めた。雨粒の大きさまで検知可能な高精度レーダーと、広範囲の雨雲をキャッチできるレーダーを組み合わせるのが特徴。

 現在、大雨対策として運用中の「降水ナウキャスト」は1キロ四方単位の予測に対し、新システムは250メートル四方で予測、局地的豪雨の高精度の情報提供が可能としている。2013年度中の運用開始を目指す。

 新システムは、国土交通省が洪水対策として運用している全国26カ所の高精度の「Xバンドレーダー」の観測データを入手。全国20カ所にある気象庁の気象レーダーのデータと合わせスーパーコンピューターで計算し予想する。

 Xバンドレーダーは、雨粒の大きさから降雨の強さを解析できるほど精度が高く、積乱雲の発生など雨雲の動向も1分間隔でとらえる半面、観測可能エリアは半径20~30キロと狭い。

 このため、5分間隔の観測で精度はやや粗いが、半径100~200キロを監視できる気象庁のレーダーと組み合わせ双方の利点を生かす。

 同庁の12年度当初予算案にシステム整備費6500万円を盛り込んだ。

〔共同〕

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