ロシア 北方領土で共同経済活動を
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ロシア 北方領土で共同経済活動を

1月19日 0時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ロシアのラブロフ外相は、今月下旬の日程で調整が進んでいる日本訪問で玄葉外務大臣と会談し、日ロ両国による北方領土での共同経済活動について話し合いたいとする考えを示しました。

ロシアのラブロフ外相は、18日、モスクワで、内外の記者を集めて会見を行いました。この中で、ラブロフ外相は北方領土について、第2次世界大戦の結果、ロシアの領土になったとするロシア側の主張を繰り返しました。そのうえで「ロシアは、国境線の画定を含む平和条約問題で、双方に受け入れ可能な解決をはかる重要性を理解している」と述べ、解決を急いだり、感情的になったりせずに、静かな環境の中で交渉を進める姿勢を確認しました。ロシア側が呼びかけている北方領土での共同経済活動については、「ロシアの法律に基づく形で、協力を発展させる可能性がある」と述べ、今月28日からの日程で調整が進んでいる日本訪問で、この方針をもとに、玄葉外務大臣と話し合いたいとする考えを示しました。ラブロフ外相の日本訪問は、去年、野田政権が発足してから初めてとなりますが、今回の発言は、北方領土問題でこれまでの立場を崩さないことを改めて示したものとみられます。